岡田暁生著、小学館刊
クラシック音楽とは何を指すのかが本書のメインテーマです。と同時に、今日クラシック音楽とされている作品が、歴史的経緯からして、どのような物であったのかが分かり易く明快に記されており大変参考になりました。更に、作曲家とその時代との関係性、時代及び思潮と音楽との関係、強国の攻防と音楽の関係など、幅広く取り扱っていて興味深い。終盤の「ヨーロッパ音楽都市案内」は退屈に感じましたが、それ以外は刺激的で、特に、最後の音楽の終わり方は最後の決め台詞のごとくに心に食い入りました。
------------
○岡田暁生
------------
評価は5です。
※壁紙専用の別ブログを公開しています。
〇カメラまかせ 成り行きまかせ 〇カメラまかせ 成り行きまかせその2
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます