読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

ネルケ無方

2020年10月26日 09時46分34秒 | ■見る

NHKの番組への批判を耳にし共感することも稀にあるが、営利ベースの他局と比べて、圧倒的に優れた番組もある。例えば教育テレビの番組の子ども向け番組「デザインあ」や「ピタゴラスイッチ」は大好きだし、知的好奇心を満たす番組が幅広く多くある。

ある時、「こころの時代~宗教・人生~「天地いっぱいを生きる」」という番組を見た。2002年から2020年まで曹洞宗・安泰寺の住職を務めたネルケ無方さんのお話を聞いて感動した。母親を早くに亡くし、生きることの意味を求めて10代を過ごし、哲学や科学に答えを求めたが得られない。ある時、座禅を広める活動をしている先生に何度か誘われ、いやいやながら参加して、現在に至る道を歩み始めた。そして・・。

私の暗い10代以降の人生を思い出しました。無論比べるべくもない貧弱な経験です。当て所の無い暗闇の中を、所在ないまま無為に過ごし、虚弱な精神のまま社会に出て、突然有無を言わせないルールを覚え、慣れ、必死に生きて来て、世の中や世界の仕組みが分かり初め、その探求は今でも続いています。ある時読んだ本で少し目を開かされました。「自分」という存在は、あらゆる他者との関係性の中でしか存在し得ない、というものです。

無論、ネルケさんの体得された感覚は、もっと奥深いものであろうと思います。しかし、私は、この文章で身過ぎ世過ぎが意味のあることだ悟りました。日を無為に過ごすよりは、一日が終わる時に、「今日も頑張った」と思える日々を積み重ねたいと願っています。

ネルケさんのユーチューブチャンネルは下記URLの通りです。これから、折に触れ視聴しようと思います。
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ネルケ無方  ○You Tube  ○デザインあ  ○デピタゴラスイッチ
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評価は5です。

※壁紙専用の別ブログを公開しています。
カメラまかせ 成り行きまかせ  〇カメラまかせ 成り行きまかせその2


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