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園田英弘著、文春文庫刊
グローバリズムが凄まじい勢いで深化していますが、その端緒となった19世紀の交通と通信、主として交通によって実現した「小さな世界」の出現を描いています。イギリスが主であるものの、その対抗者してのアメリカ合衆国。更に対抗者としてのカナダ。それぞれの社会の状況と交通事情、技術の進歩が織りなして、急速な発展が遂げられました。主要な要素である蒸気機関車と蒸気船の誕生と発達。それらが組み合わさって構築した世界一周の路線の誕生が理路整然と描かれています。著者は社会学者で本書のテーマは別な著書「西洋化の構造」の延長線上に位置するのだと思います。新書のサイズにコンパクトにまとめてありますが、本書を構成する要素の多様さと膨大な情報量を創造すると気が遠くなります。そして本書の200頁以降に述べられた当時のある日本人の視点に共感を寄せる著者の見識に敬服しました。
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URL => https://ja.wikipedia.org/wiki/園田英弘
http://d.hatena.ne.jp/Tshibayama/20080407
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評価は5です。
※壁紙専用の別ブログを公開しています。
=> カメラまかせ 成り行きまかせ
=> カメラまかせ 成り行きまかせ その2
グローバリズムが凄まじい勢いで深化していますが、その端緒となった19世紀の交通と通信、主として交通によって実現した「小さな世界」の出現を描いています。イギリスが主であるものの、その対抗者してのアメリカ合衆国。更に対抗者としてのカナダ。それぞれの社会の状況と交通事情、技術の進歩が織りなして、急速な発展が遂げられました。主要な要素である蒸気機関車と蒸気船の誕生と発達。それらが組み合わさって構築した世界一周の路線の誕生が理路整然と描かれています。著者は社会学者で本書のテーマは別な著書「西洋化の構造」の延長線上に位置するのだと思います。新書のサイズにコンパクトにまとめてありますが、本書を構成する要素の多様さと膨大な情報量を創造すると気が遠くなります。そして本書の200頁以降に述べられた当時のある日本人の視点に共感を寄せる著者の見識に敬服しました。
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