藤原幸一写真・文、ポプラ社刊
アマゾン河流域の生物を、魚類、鳥類、ほ乳類、は虫類などの動物に始まり、多彩な植物も数多く掲載し、その種毎の特徴などを簡潔に紹介しています。著者が自ら撮影したもののようですが、ヒョウなどの動物を間近から撮ったものや、希少種の昆虫や保護色や擬態に守られて発見しにくい生き物も紹介されており、大変な労力と苦労を伴った撮影行であったと思います。そして、終盤では、アマゾン河流域での開発の様子が報告されており、地球環境の悪化を真剣に危ぶんでいます。
人類の人口は、もの凄い勢いで増えており、片っ端から地球の資源を収奪しています。そして、先進国は、市場経済の成熟化の故に成長の鈍化に悩まされており、経済対策が国の最も大きな課題になっています。これは市場が広く深く浸透している結果であり、このまま進み資源の収奪が止まりそうにありません。これは、人類の活動の根幹にある、ある種の”暴力”を人類の理性がコントロールできなくなっていることの現れではないかと思います。
しかし、こうした環境問題は、地球の為ではなく、多くの生物や人類の存在を脅かすことです。そして、環境汚染や環境の激変に人類が耐えられなくなったしても、多くの生き物は引き続き生存することが可能であると思います。地球環境を守ることは、人類が生き延びるためにこそ必要なことで、その意味では、これも身勝手な願いであると言えるかも知れません。
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URL => http://www.natures-planet.com/
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評価は4です。
======= 写真 ========
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アマゾン河流域の生物を、魚類、鳥類、ほ乳類、は虫類などの動物に始まり、多彩な植物も数多く掲載し、その種毎の特徴などを簡潔に紹介しています。著者が自ら撮影したもののようですが、ヒョウなどの動物を間近から撮ったものや、希少種の昆虫や保護色や擬態に守られて発見しにくい生き物も紹介されており、大変な労力と苦労を伴った撮影行であったと思います。そして、終盤では、アマゾン河流域での開発の様子が報告されており、地球環境の悪化を真剣に危ぶんでいます。
人類の人口は、もの凄い勢いで増えており、片っ端から地球の資源を収奪しています。そして、先進国は、市場経済の成熟化の故に成長の鈍化に悩まされており、経済対策が国の最も大きな課題になっています。これは市場が広く深く浸透している結果であり、このまま進み資源の収奪が止まりそうにありません。これは、人類の活動の根幹にある、ある種の”暴力”を人類の理性がコントロールできなくなっていることの現れではないかと思います。
しかし、こうした環境問題は、地球の為ではなく、多くの生物や人類の存在を脅かすことです。そして、環境汚染や環境の激変に人類が耐えられなくなったしても、多くの生き物は引き続き生存することが可能であると思います。地球環境を守ることは、人類が生き延びるためにこそ必要なことで、その意味では、これも身勝手な願いであると言えるかも知れません。
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