門田隆将著、集英社刊
終戦時、駐蒙軍司令官 兼 北支邦方面軍司令官であった根元博中将は、当時のソ連の行動を予知し、邦人と兵士を無事に帰国させる為、上官の命令に逆らい、武装解除に応ぜずソ連兵の攻撃に抵抗し、無事目的を達した。帰国後、国共内戦の結果、台湾に逃れた国民政府軍が強烈な共産軍の圧力に屈しそうになった時に、帰国の際に蒋介石から受けた恩義に応えるべく、かつての部下と共に台湾を目指した。苦労の末に台湾に渡った後、更なる苦難の後に、連戦連敗の国民政府軍の相談役として戦闘を勝利に導いた。
しかし、当時の日本では曲解して報道され、台湾においても、この事実は不都合であるとして伏せられていた。著者は類い希なこの行いを、綿密な取材を元に再構成している。関係者との出会いや取材内容を紹介しつつ時間軸を行ったり来たりしていて、少し構成が整理されていたいように感じたが、著者の熱意が紙面から立ち上って伝わってきました。
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URL => https://ja.wikipedia.org/wiki/門田隆将
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評価は4です。
※壁紙専用の別ブログを公開しています。
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終戦時、駐蒙軍司令官 兼 北支邦方面軍司令官であった根元博中将は、当時のソ連の行動を予知し、邦人と兵士を無事に帰国させる為、上官の命令に逆らい、武装解除に応ぜずソ連兵の攻撃に抵抗し、無事目的を達した。帰国後、国共内戦の結果、台湾に逃れた国民政府軍が強烈な共産軍の圧力に屈しそうになった時に、帰国の際に蒋介石から受けた恩義に応えるべく、かつての部下と共に台湾を目指した。苦労の末に台湾に渡った後、更なる苦難の後に、連戦連敗の国民政府軍の相談役として戦闘を勝利に導いた。
しかし、当時の日本では曲解して報道され、台湾においても、この事実は不都合であるとして伏せられていた。著者は類い希なこの行いを、綿密な取材を元に再構成している。関係者との出会いや取材内容を紹介しつつ時間軸を行ったり来たりしていて、少し構成が整理されていたいように感じたが、著者の熱意が紙面から立ち上って伝わってきました。
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