以前ブームになった半沢直樹の新シリーズが余りに面白いので、以前のシリーズの放送10話分を一気に見てしまいました。原作を読んでいるので、第1部のストーリーは記憶に残っていますが、2部は全く記憶に無い。どーしたんだろーか。
ともかくも、原作良し、脚本良し、演出良し、音楽良し、そして何よりキャスティングが素晴らしい。映画やドラマは、敵役が凄い程良い作品になる。たとえば、バットマンシリーズの「ダークナイト」で、ジョーカーを演じたヒースレジャーが主人公のバットマンより格好良く不気味な演技を見せて、すっかり魅了されてしまった。
半沢直樹シリーズには見事な悪役達が登場します。香川照之さんは当然として、小物から大物の悪役まで、ベテランの俳優陣が奮闘し物語の厚みを増しています。
本作では、半沢の母親を「りりぃ」さんが演じているのに気付きびっくり。また、父親役の福亭鶴瓶の息子さんの駿河太郎さんが、伊勢島ホテルの社長役で出演して、まずまずの演技を見せていました。友人の近藤直弼を演じた滝藤賢一さんが素晴らしい。半沢直樹を演じた堺雅人の入魂の演技にも感激しました。
池井戸さんの作品は、心にストレートに入って来るので、映画やドラマの原作に打って付けと思います。他の映像化された作品も楽しみたいと思います。
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○半沢直樹
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評価は5です。
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