読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

すぐ死ぬんだから

2019年01月13日 11時43分38秒 | ■読む
内館牧子著、小説現代連載
小説現代の2018年3月号まで掲載された小説です。内舘さんはテレビドラマの脚本家として名高く、マスコミに登場していたので知ってはいましたが、著作は全く読んだことがありません。小説月刊誌は、新人から大家まで作品を載せるので、初めて読む機会を得ました。
主人公は78歳の酒屋の奥さんです。長年連れ合いと苦労して切り盛りしてきたものの、亭主の考えで息子夫婦に店を任せて引退暮らし。この主人公が普通の老婆ではなく、リタイア後はすっかりおしゃれに目覚め、人目を引く程抜群のセンスと着こなし。現役時代の形振り構わぬ装いなど想像だにできない。亭主は折り紙が趣味で、仲間と作品の展示会を開いており、なかなかの腕前のようです。
気が強くて頭の回転が速く、ちょっと意地悪だけど世間の常識をしっかりわきまえて、自由奔放に生きていく主人公を中心に物語が進みますが、途中でとんでもないことが起こります。びっくりしました。その後は正にジェットコースターに乗っているようです。こんなタイプの小説は読んだことがなく、すっかり引き込まれてしまいました。いやー面白かった。
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URL => https://ja.wikipedia.org/wiki/内館牧子
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評価は5です。

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