三浦哲郎作、横浜カセット文庫制作の朗読作品です。三浦さんの作品は、やはりカセットで『ユタとふしぎな仲間たち』を聞いたことがありました。本作は、昭和36年(1961年)に芥川賞を受賞しているとのこと。本当に美しい恋の物語で、今となっては想像しにくい主人公二人の暗い生い立ちではありますが、心が洗われるようでした。
聞いているうちに思い出したのですが、ついこの間聞き終えた出久根達郎さんのエッセイ集「残りの一口」の中で、東京の木場を最も的確に描写しているとして、この「忍ぶ川」の中の一節が紹介されていました。そして、もうだいぶ前、たぶん昭和の末に、栗原小巻さんと加藤剛さんの共演で見た映画(ビデオ)「忍ぶ川」も思い出しました。今でも、ヒロイン役の栗原小万記さんが『私の家はお堂でございます』と恥ずかしそうに言っていた(語っていた?)のを思い出しました。これも美しいモノクロームの映画でした。人が人をシンプルに好きになることの美しさを感じさせられました。ネットで調べたら昭和47年(1972年)の映画だそうです。
評価は5です。
聞いているうちに思い出したのですが、ついこの間聞き終えた出久根達郎さんのエッセイ集「残りの一口」の中で、東京の木場を最も的確に描写しているとして、この「忍ぶ川」の中の一節が紹介されていました。そして、もうだいぶ前、たぶん昭和の末に、栗原小巻さんと加藤剛さんの共演で見た映画(ビデオ)「忍ぶ川」も思い出しました。今でも、ヒロイン役の栗原小万記さんが『私の家はお堂でございます』と恥ずかしそうに言っていた(語っていた?)のを思い出しました。これも美しいモノクロームの映画でした。人が人をシンプルに好きになることの美しさを感じさせられました。ネットで調べたら昭和47年(1972年)の映画だそうです。
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