読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

そして、バトンは渡された

2022年06月07日 08時52分11秒 | ■読む
瀬尾まいこ著、文藝春秋刊瀬尾さんの著作を初めて読みました。平易で簡素な文章の連なりで、描写も簡潔かつ明瞭。描かれる風景も明瞭です。独特の文体に面くらい半ばまでは戸惑いながら読み進めましたが、次第に引き込まれました。周到に練られた展開が見事で、簡単に予期できる展開と、意表を突かれる展開がない交ぜになった不思議な世界でした。 主人公の少女が、希有な経験を通して、人の生き方の本質に触れていく様は見事と . . . 本文を読む
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