金融VS.国家

倉都康行著、筑摩新書刊 本書は、経済社会を支える金融の歴史的な発展過程を概観し、次第に高度化して今日の世界では国民国家の盛衰を左右する重要な機能であることを示し、その上で予測される金融環境の変動を踏まえた国家と金融（組織or機能）の良好な補完関係の深化が必須であるとしています。 恥ずかしながら、私が本書で得た最も大事な概念は、「資金から資本へ」という意味でした。関係者や専門分野の方々にとっては常識 . . . 本文を読む