読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

「閑」のある生き方

2015年12月01日 14時02分40秒 | ■読む
中野孝次著、新潮文庫刊中野孝次さんを「ハラスのいた日々」の朗読で知りました。少しばかり理知に傾いた感のある著者が、駄犬とも思える柴犬を心の底から愛するようになり、やがて失った哀惜の念がひしひしと伝わってくる回想の作品です。本書は、著者が甥に語り掛ける形で、退職した後の「老後」と呼ばれる時期の意義と価値を説いています。述べられている内容は、古今の名著を深く読み込んだ上でご自身の思索を深めて綴っており . . . 本文を読む
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