読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

文明の「血液」 貨幣から見た世界史

2011年10月30日 19時19分37秒 | ■読む
湯浅赳男著、新評論刊 以前読んだ「黄金の世界史」に感銘を受けましたが、その著者がインスパイアされたとしている本書を読みました。貨幣が文明の中で、原始貨幣から進化し、長い歴史を経て、金や銀に裏打ちされた兌換紙幣から不換紙幣となまでの長い歴史を、世界の文明の消長と共に跡付けています。 本書で明らかなことは、富の源泉は、基本的に生産物の輸出にあることでした。また、今までの歴史の過程で、金や銀が文明間の貿 . . . 本文を読む
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