読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

男は旗

2010年03月20日 06時10分20秒 | ■読む
稲見一良著、新潮文庫刊 稲見さんの久しぶりに読む作品です。最初は『ダック・コール』を、次に『セント・メリーのリボン』を読みましたが、それぞれに異なる味わいの中に、通底するトーンを感じました。本作も同様で、二作品とは全く異なるアプローチながら、同一の通奏低音が鳴り響いています。稲見さんはご自身の寿命を覚悟してから作家活動に専念されたとのことで、寡作ですが独特の作風が魅力です。 ----------- . . . 本文を読む
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