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New携帯シリーズ・各社経営事情・Blu-spec CD・オーム電機&東芝不具合

2008-11-06 22:14:24 | Dニュース

NTTドコモ-携帯電話端末を4シリーズに刷新-
(2008/11/06  日経・日経エレクトロニクス)

NTTドコモは5日、11月中旬から来年3月にかけて発売する冬春モデルの携帯電話4シリーズ22機種を発表した。デザイン性にこだわった「STYLE」、映像や写真機能が充実した「PRIME」、薄型軽量の「SMART」、スマートフォンなど高機能端末の「PRO」の4シリーズで、会見した山田隆持社長は「お客様のライフスタイルを見つめ直し、今回のシリーズに一新した。自信を持って提供できる携帯だ」と語った。
これまでの「90Xi」「70Xi」という2シリーズを廃止し、新しい4シリーズに整理しなおした。高齢者向けの「らくらくホン」シリーズを含めるとNTTドコモの携帯端末は全5シリーズになる。
STYLEシリーズは、デザインにこだわった端末で6機種を用意した。多くのカラーバリエーションをそろえ、デコレーションメールや絵文字を楽しめるようにしたのが共通の特徴。「F-02A」(富士通製)のジュエリーブランド「4℃」とのコラボレーションモデル「4℃ Pure White」は、天然ダイヤを埋め込んだ。
PRIMEシリーズは、「エンタテインメントケータイ」がテーマで7機種を用意した。大画面液晶や有効500万~800万画素の高画素カメラを搭載している。「F-01A」(富士通製)、「F-03A」(富士通製)、「L-01A」(LG電子製)、「N-01A」(NEC製)、「SH-03A」(シャープ製)はタッチパネルでの操作に対応している。
SMARTシリーズは、ビジネスパーソンをターゲットにしており、薄型軽量でシンプルなデザインの4機種を用意した。「P-04A」(パナソニック製)は9.8mm厚ながら、ワンセグや海外でのローミングに対応している。
PROシリーズは、キーボード搭載やタッチパネル対応など高機能なスマートフォン5機種を用意した。「HT-02A」(HTC製)を除く4機種には「QWERTY」キーボードを搭載しており、メールの作成が素早くできる。
永田清人執行役員プロダクト部長は型番について、最初はメーカーのアルファベットでそれから通し番号になる。数字が大きいから上とかいうことはなく、仕様は関係ない。できあがった順番でつけているので、どれが早く発売されるのかはわかるかもしれない。最後の「A」は1年目というような意味で、発売する年度を表す。保守しやすいようにしていると述べた。
山田社長は、価格については4万台と5万円台と思っていると答えた。シリーズごとに決まっているということではない。機能とデザインと価格を見て、選んでもらえればいい。価格はバリエーションがあり、以前とそれほど変わりはない。
NTTドコモは08年冬モデルの発表に合わせて、「iコンシェル」「iウィジェット」「iアプリオンライン」の3種類のサービスを開始する。これらのサービスを使用することで、「~できるケータイから、~してくれるケータイになる」(山田社長)という。
iコンシェルは、「ケータイがまるで執事やコンシェルジュのように、ユーザーの生活をサポートする」(NTTドコモ)サービス。住んでいる地域の情報や個人のスケジュール、トルカ、電話帳などを、生活地域や趣味嗜好に合わせた情報を適切なタイミングで届けたり、携帯電話に保存するスケジュールを自動で最新情報に更新したり、電話帳にお店の営業時間などの情報を自動で追加する機能。
例えば、普段利用している鉄道の運行情報や台風、地震などの災害情報を知らせたり、関心のある歌手のコンサート情報を通知したりするという。キャラクターはひつじ以外のものに変更することもできる。
iコンシェルの月額利用料金は210円。
iウィジェットは、検索機能や株価情報など、利用頻度の高いコンテンツを最大8個まで「iウィジェット画面」に表示できる機能。iウィジェット画面へは、「iウィジェットボタン」を押すだけでアクセスできるとする。
ウィジェット対応機種には、グーグルの「Googleモバイル」やゼンリンデータコムの「地図アプリ」などのウィジェットがあらかじめインストールされている。ウィジェットの機能そのものは無料だが、アプリは無料または有料がある。
iアプリオンラインは、複数のユーザーがリアルタイムで通信できる「iアプリ」のサービス。電話帳と連動して、利用中のiアプリから相手を呼び出せる「iアプリコール」機能も併せて提供する。これらの機能を利用することで、対戦型ゲームなどを楽しむことができるという。
その他、地図上に友人の情報を表示してメッセージのやり取りができる「地図トーク」などのサービスを開始する。

三洋電機-08年度上半期は電池事業好調・半導体と白物家電が不調-
(2008/11/06  日経エレクトロニクス・日経・朝日新聞・日刊工業新聞)

三洋電機は08年度上期(08年4~9月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比2.5%増の1兆66億億5900万円、営業利益は同11.3%減の239億6500万円の増収減益だった。
好調だったのは、2次電池や太陽電池といったエナジー事業領域である。売上高は2767億円、営業利益は375億円だった。携帯電話機向けが低迷するも、従来のノートPC向けとは別にネットブック向けLiイオン2次電池が堅調に伸びているとする。2次電池製品全体の売上高は前年同期比20%増の2051億1000万円だった。太陽電池は欧州を中心に好調で、売上高は同37%増の469億700万円だった。エナジー事業領域は08年度下期も引き続き堅調であると予想しており、08年度通期の売上高は同13.2%増の5530億円、営業利益は同10%増の612億円になると見込む。期初の計画に比べて、それぞれ10.6%増、36%増と好業績になると予想する。
一方、市況悪化の打撃を大きく受けたのは、エレクトロニクス事業領域である。売上高は4650億円、営業利益は8億円だった。デジタル家電のうち、特にテレビは北米市場の金融不安の影響が直撃し、第2四半期(08年7~9月)から急激に市況が悪化して単価が下落した。第1四半期(08年4~6月)は米国を中心に好調で、テレビの売上高は前年同期比38%増の347億4000万円と伸長していたが、第2四半期には同13%減の235億3600万円に落ち込んだ。完成品の単価下落は電子部品部門にも数量減少や単価下落として影響しているとする。パワー半導体を除く半導体が不調で、上半期(4~9月)の売上高は同13%減の760億600万円、営業損失は58億円になったとする。パソコン向け光ディスク装置に向けた光ピックアップについても数量減少などに伴い、売上高は同24%減の520億4800万円に落ち込んだ。
エレクトロニクス事業の08年度通期の業績については、売上高が同5.5%減の9340億円、営業利益は同57.6%減の181億円と、計画を下回ると予想する。特に、第3四半期(10~12月)については「電子部品と半導体の市況がさらに厳しくなり、予断を許さない状況になる」(三洋電機)とする。テレビや光ピックアップについては生産拠点の再編成により収益改善を図り、好調なキャパシターについてはインドネシアや中国における生産能力の拡大や新製品の投入によって需要を獲得するとしている。半導体事業に関しては抜本的なコスト改革が必要と見ている。具体的には、パワー半導体分野に開発投資や設備投資、技術者などの人的リソースを集中すること、および生産拠点の再編成などによって固定費を削減することで、損益分岐点を100億円単位で引き下げ、収益を得られる体制を整えるとする。
大型エアコンやショーケースといった業務用機器、白物家電を扱うエコロジー事業領域は、売上高が2521億円、営業利益が2億円だった。08年度通期では、景気悪化による国内外の業務用大型空調の不振の影響が大きく、売上高は前年同期比2.3%減の5040億円、営業利益は58.6%減の29億円に落ち込むと見込む。

ソニー系FET-パイオニアの鹿児島工場買収を凍結?-
(2008/11/06  日経産業新聞・日刊工業新聞)

ソニーと投資ファンドなどが共同出資するエフ・イー・テクノロジーズ(FET)は11月5日、来春をメドとしていたパイオニアの鹿児島工場(鹿児島県出水市)の買収計画を凍結することを明らかにした。米国発の金融危機の影響で、設備投資などの資金調達が難航していることが理由とみられる。工場買収や設備投資の資金は200億~300億円とされ、9月中にも投資銀行やファンドなどから調達する予定だった。しかし、金融危機で出資者が慎重姿勢に転じ、調達計画に狂いが生じたため、パイオニアに工場買収凍結の意向を伝えた。
FETは高画質で省電力性に優れる新型パネル「FED(電界放出型ディスプレー)」の開発会社で、06年12月にソニーのFEDの技術資産を切り出して発足した。パイオニアの鹿児島工場を買収後、FEDを月1万枚(26型換算)規模で09年末にも生産を始める予定だった。
FETは「経済情勢の悪化により条件交渉が長引いている」と説明している。工場従業員(約600人)の採用について交渉が難航している模様。FETへの譲渡が白紙になれば、工場譲渡先の選定をし直さなければならず、プラズマ事業の再構築を急ぐパイオニアにとって大きな痛手となる。

ザインエレクトロニクス-台湾Winbondの画像処理プロセッサ事業を買収-
(2008/11/06  日経エレクトロニクス)

ファブレス半導体企業のザインエレクトロニクスは,台湾Winbond Electronicsの画像処理プロセッサ事業を買収する。08年11月5日,両社で基本合意した。
Winbondの画像処理プロセッサは,携帯電話機向けのカメラモジュールなどに使われており,同事業の07年の売上高は9億7100万円だったという。Winbondは経営資源をメモリー事業に集中させる方針で,08年7月にロジックIC事業を分社化するなど,事業の再編を進めている。
ザインエレクトロニクスは,フラットパネル・ディスプレイ(FPD)分野向けの映像伝送技術などを提供している。Winbondの事業を獲得することで,次世代インタフェースと画像処理技術を融合した製品を開発し,携帯電話機だけでなく,車載監視システムやアミューズメント機器といった成長分野に製品を投入していくとする。

ソニー-Blu-ray技術を応用した高品質CD「Blu-spec CD」を開発-
(2008/11/05  日経・CNET)

ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)は新世代DVD「Blu-ray Disc(BD)」の技術を応用して、通常のCDより高品質な音が楽しめる「Blu-spec CD(ブルー・スペックCD)」を開発した。CDの規格に準拠しており、一般に普及しているプレーヤーでそのまま再生できる。音楽配信の拡大でCD離れが進むなか、高音質な製品を投入し需要を喚起する。
Blu-spec CDは、BDの製造技術とブルーレーザーダイオードカッティング、高分子ポリカーボネートを採用した高音質CD。短波長のブルーレーザーを用いたことによる極微細加工や正確なカッティングの実現などにより、マスターテープクオリティの音質を再現できるという。
Compact Disc Digital Audio(CD-DA)規格を満たしているため、通常のCDプレーヤーで再生可能。
まず12月24日にSMEがクラシックやジャズなど60作品を発売する。価格は2500円(1枚組)と、通常のCDより715円高くする。今後は他社にも採用を働きかける。

オーム電機-電気スタンドの焼損事故でリコールへ-
(2008/11/06  毎日新聞・読売新聞・日経)

経済産業省は11月5日、オーム電機(東京都豊島区)が中国から輸入して販売した電気スタンドに関し、焼損などの事故が6件あったと発表した。うち1件で男性1人が腕をやけどして軽傷。同社は、同様の事故の恐れがある7機種の一部計約6万2000台を対象にリコール(交換または返金)を実施する。
対象は、06年3月~07年1月に製造された「ODS-27S」「ODS-27S-AG」「KDS-27N-AG」「KDS-27N-BK」「OAL-27N」「OAL-27N-AG」「KAL-27」の一部。
中国の工場で規格外のトランジスターが誤って組み込まれたため、トランジスターが故障すると過電流が流れ、熱くなった部品から出火する恐れがある。
今年7月に広島県で出火した際には、消火しようとした男性が軽傷を負った。

東芝-1983年以前の冷蔵庫の使用中止を呼びかけへ-
(2008/11/06  朝日新聞・読売新聞・毎日新聞・日経)
経済産業省は11月5日、1983年(昭和58年)以前の東芝製冷蔵庫から発煙・発火する事故が、昨年7月~今年6月に東京や福島など4都道県で計5件起きたと発表した。けが人は出なかったが、製品本体のほか、部屋の床や壁が燃えるなどしたという。いずれも冷却装置のモーターのスイッチの経年劣化が原因とみられる。
東芝ホームアプライアンスが1977~1978年(昭和52~53年)に製造した冷蔵庫。
経済産業省によると、長期間の使用でコンプレッサーの絶縁性能が低下し、ショートしたことが原因。製造から25年が過ぎた冷蔵庫の安全性は低下していて、出火事故の恐れが高いという。
同社は修理部品が既にないことから、販売店などを通じて1983年以前の製品を使わないよう呼びかける。
それ以降は部品などの改良がなされ、こうした事故の危険性はないという。
家電製品協会が定める部品保有期間(9年)が過ぎているため、交換用の部品も無く、修理できず、同社ではリコール(無償改修)は行わない。



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