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液晶パネル動向・超小型プロジェクター・ドコモ決算・Bluetooth&HD-PLC・CO2見える化

2008-11-04 18:29:48 | Dニュース

サムスン電子-2010~2011年に「第11世代」液晶パネル工場を稼働?-
(2008/10/30  日経)

液晶パネル世界首位の韓国サムスン電子は29日、2010~2011年に「第11世代」と呼ばれる液晶パネル工場を稼働させる方針を明らかにした。シャープが堺市で建設中の第10世代工場を上回る世界最大のガラス基板を使い、60型以上の大型テレビ用パネルを生産する。消費低迷が懸念される中、積極投資で2位以下のメーカーを突き放す考え。
サムスンの張元基・LCD総括副社長が、横浜市で開かれている薄型ディスプレーの国際展示会の講演で明らかにした。
韓国忠清南道にある液晶パネル工場の敷地内に新棟を建設する。利用するガラス基板は縦横が3メートル×3.32メートルで畳6畳分の大きさ。シャープがソニーと共同で、2010年3月までに堺市で稼働させる工場の基板(2.85メートル×3.05メートル)を上回る。

ソニー-シャープとの液晶パネル共同工場の出資率を引き上げ?-
(2008/10/30  日刊工業新聞)

ソニーとシャープが共同出資する液晶パネルの新工場計画(堺市堺区)で、ソニーの出資比率を引き下げる方向で両社が交渉していることが明らかになった。08年2月の基本合意ではソニーが34%出資、その比率に応じてパネルを調達する予定だったが、20~25%で調整している模様。ソニーは08年度の液晶テレビの販売目標を下方修正。また急激なウォン安で韓国製パネルの競争力が高まっているため調達方針を変更する。
両社は当初、9月末までに正式契約する計画だった。新工場は09年秋に稼働予定で、総額3800億円を投資し第10世代のマザーガラスを用いる製造設備を導入。ソニーは1000億円超を投じ、09年度に約320万枚(40型換算)調達する方針だった。しかし欧米市場での需要低迷で08年度の販売計画を100万台減らし1600万台に設定。08年度のテレビ事業は赤字で、2010年度に年3000万台の社内目標も断念する。
出資比率引き下げのほか、パネル工場内に設置を検討していたモジュール生産拠点計画も取りやめ、液晶事業の投資負担を軽くする。今後は、韓国サムスン電子との合弁「S-LCD」からの調達や、台湾からのODM(相手先ブランドによる設計・製造)を増やしコスト改善を急ぐ。
シャープも自社の液晶テレビの販売が伸び悩んでおり、投資内容の大幅修正は避けられない。パナソニックも液晶パネルの新工場(兵庫県姫路市)の投資内容を見直しているほか、日立製作所もプラズマディスプレーパネル(PDP)の自社生産縮小を決めた。世界経済の減速でテレビ用パネルのグローバル再編につながる可能性もある。

海連-ポケットサイズの超小型プロジェクター「X Pro920」-
(2008/10/30  日経)

社内会議や営業先でプレゼンテーションを行う場合の必須アイテムといえる「プロジェクター」だが、その重さゆえ、なかなか持ち歩くことは難しい。モバイルタイプでもようやく2kgを切る程度で、大きさもノートPCを上回るものがほとんど。しかし、海連の「プロジェクター X Pro920」はその常識を覆す。わずか190gで、サイズも手のひらに乗せられる。
プロジェクター X Pro920はとにかく小さくて軽い。190gといえば携帯電話よりやや重い程度で持ち運びも苦にならず、サイズは幅90×奥行き80×高さ44mm。これなら、ちょっとしたビジネス用のカバンに収められる。販売価格も約3万4000円程度で、10万~20万円が相場の本格的なプロジェクターに比べると敷居は低い。
映像入力はコンポジットのビデオとPC用のD-Sub15ピンを備えており、PC以外にもDVDプレーヤーと接続して映画なども楽しめる。モノラル1Wと低出力ながらスピーカーも内蔵しており、音声の出力も可能。
電源はACアダプターを採用している。持ち運びしやすいサイズだけに電池駆動が望ましいところだが、ACアダプターも非常に小型なので、カバンに入れるのが苦になることはない。
電源ボタンは上部にあり、2秒触れるとONになる仕組み。接続している機器を自動的に判定して投影する機能も付いており便利。しかし、いくつか気になるところもある。そのひとつは騒音。
本体が小さいため、冷却用には小型で高速回転タイプのファンを採用しているようで、「ブオオー」とドライヤーまではいかなくとも会話の妨げになると感じるほどの音量。コンパクトで静かそうな雰囲気があるだけに、かなり気になる。
実用的な投影距離が1mと非常に短いのも難点。投写画面サイズは25インチあるので、少人数のプレゼンならば問題のないサイズといえるが、1mという距離では机と映写面を相当近づける必要がある。会議室の構造によっては投影が難しいかもしれない。
仕様上の投写可能距離は2.5mとなっているが、そこまで距離が開くと明らかな光量不足で画面全体が暗くなり、文字などは鮮明に表示できない。この点はあまり実用的ではない。
それもそのはず、輝度は10ルーメンというスペック。モバイルタイプのプロジェクターでも2000ルーメンという輝度が普通であることを考えるといかに明るさが少ないかわかるだろう。
また、角度調整用に小さな三脚が標準で付属しているが、斜めに投影するとすぐに画面が台形状にゆがんでしまう。プロジェクターではこのゆがみを直す「台形補正」を備えているものも多いが、この製品はそういった機能を備えていない。フォーカス調整も手動となっており、携帯性はバツグンだがセッティングには少々手間がかかる。
少々厳しい評価とはなってしまったが、そもそも3万円強の製品に10万~20万円のプロジェクターと同じ性能を求めるのは間違っているだろう。いろいろと不満は感じるにせよ、ポケットにだって入りそうなプロジェクターは今までなかった。
3~4人程度のプレゼンならば十分対応できる力は持っているので、重さや価格から営業にプロジェクターを持ち運ぶのを諦めていた人にはチェックする価値があるだろう。騒音と光量不足さえもう少し改善すれば、爆発的な人気になるのではないだろうか。

NTTドコモ-08年度の携帯電話販売台数を10%下方修正へ-
(2008/10/29  フジサンケイビジネス)

NTTドコモが、08年度の携帯電話出荷台数見通しを約10%下方修正することが28日、明らかになった。
31日の中間決算発表時に公表する。新規加入数の減少に加え、販売報奨金の削減で販売価格があがったことなどが影響、携帯電話各社にも同様の影響を及ぼしそうだ。
NTTドコモは通期見通しを約2500万台としていたが、4~6月期の出荷台数は494万6000台と、前年同期比で約2割減少した。7~9月期も同様の水準にとどまったとみられる。NTTドコモは「通期で2割減は避けたい」としているが、計画に250万台前後届かない見通し。
NTTドコモは契約の純増数では04年度の249万件から毎年減少し、07年度には59万件にまで落ち込んだ。
一方、旺盛な買い換え需要などを背景に、端末販売台数は公表が開始された06年度が2604万台、07年度も2573万台と横ばい状態だった。
KDDI(au)は1440万台の年間出荷見通しに対し、4~9月の販売台数は556万台で、達成は厳しい状況。
同社は今月行った中間決算発表時点では見通しを変えなかったが、第3四半期決算発表時には下方修正に踏み切る可能性が高い。ソフトバンクモバイルは出荷見通しを公表していない。
国内の携帯電話端末市場は、NTTドコモなど携帯電話事業者が代理店に支払う販売奨励金を大幅に減らす一方、長期契約を条件に通信料金を引き下げる新販売モデルを導入したことなどを背景に、新規の販売台数が急激に減少。調査会社のMM総研は、08年度の国内出荷台数が前年度比22.4%減の3940万台に落ち込むと予想している。
携帯電話市況の悪化を受け、NTTドコモなどに端末を提供するシャープは6日に通期の最終利益を期初予想から約42%下方修正したほか、ソニー・エリクソンもNTTドコモが主導する端末開発計画への参画を見送った。NTTドコモの出荷台数修正は、メーカーを取り巻く市況の悪化を事業者側が追認した形になる。
NTTドコモは11月5日に秋冬モデルの新端末を発表する。上位機種、下位機種の2シリーズで半年ごとに最新モデルを投入する従来体制を見直し、端末あたりの販売期間を伸ばしてメーカーの開発負担を下げるなどの施策を導入する計画。

ホシデン-小型の汎用Bluetoothモジュールを開発-
(2008/10/30  日経エレクトロニクス)

ホシデンは,外形寸法が23mm×12.7mm×2.1mmの汎用Bluetoothモジュール「HRM1002」を開発した。
Bluetoothの認証を取得しているため,搭載機器側での認証取得を簡便できるという。Bluetooth Version2.1+EDRに対応し,Power ClassはClass1。ノートPCや車載機器,携帯機器などへの搭載に向ける。同社はこれまでも無線モジュールを扱っていたが,今後の普及を見込んでBluetoothモジュールの標準製品を投入したという。
UARTやUSB,SPIの外部インタフェースや,16個のI/O端子,LED端子,ステレオ・オーディオ入出力端子を備え,アプリケーション・ソフトの書き込みや書き換え用に16Mビットのフラッシュメモリーを搭載する。Liイオン2次電池の充電回路を備えるため,携帯機器への搭載に最適という。電源電圧は+2.5~4.4V
08年10月にサンプル出荷を開始し,09年1月に販売を開始する。月産30万個を計画する。

I・Oデータ-小型・軽量化の「HD-PLC」対応のPLCアダプター-
(2008/10/29  BCN)

アイ・オー・データ機器は29日、小型・軽量化を実現した「HD-PLC」対応のPLCアダプター「PLC-ET/M2シリーズ」を、11月中旬に発売すると発表した。税別価格は子機単体が9300円、親機・子機のセットが1万6800円。
従来機種「PLC-ET/M」に比べ、約75%の小型化、約3分の2の軽量化を実現した「HD-PLC」対応のPLCアダプター。使用する周波数帯域を従来の4~28MHzから2~28MHzへと拡張することで、通信速度を高速化し、最大210Mbps(規格値)を実現した。
耐ノイズ性能を高め、従来機種では設置が難しかった場所でも使用できるという。規格値190MbpsのHD-PLCとの互換性もあるため、従来機種「PLC-ET/M」などで構築された「HD-PLC」ネットワークにも追加可能。
本体サイズは幅100×奥行き60×高さ42mm、重さは約160g。サポートシステムとして、万が一ネットワーク接続ができなかった場合に限り、購入代金を返金する「ペイバックシステム」を採用する。

国内の電機各社-「CO2見える化」新商品を相次ぎ投入へ-
(2008/10/30  フジサンケイビジネス)

節約した電力の量から二酸化炭素(CO2)削減量を推計して表示する家電の新商品が次々と登場している。地球温暖化問題を背景に、消費者の省エネ意識が高まっているため。
NECのパソコン液晶画面「EA」シリーズは、通常の使用で支障がない水準まで輝度を下げる「エコモード」機能を搭載。これによって消費電力が減った分をCO2の削減量に換算して表示する。24.1型の店頭価格は6万8000円の見込み。
三菱電機が31日から順次発売する家庭用エアコン「霧ケ峰ムーブアイ」の新シリーズは、省エネ運転をし
た際に削減できたCO2量や電気代を室内機の前面に表示。希望小売価格は14畳用で25万8000円。
ダイキン工業が11月に発売するエアコン「うるるとさらら Rシリーズ」は、使用電力量から試算した電気代を液晶パネルに示す。希望小売価格は14畳用で24万8000円。
06年度の国内のCO2排出量は1990年度比で11.3%増だが、オフィスや家庭では3割以上増えた。経済産業省は家電のCO2排出量を「見える化」した場合の効果を調べる予定で、国とメーカーを挙げた取り組みが進んでいる。



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