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有機EL・ハイブリッド・在宅勤務・ブリジストン不具合

2008-07-02 22:27:25 | Dニュース

サムスンSDI-有機ELパネルを大幅増産へ-
(ソウル  2008/07/01  日経)

韓国ディスプレー大手のサムスンSDIは次世代ディスプレーとして有望視されている有機ELを増産する。
5518億ウォン(554億円)を投じ、月産能力を現在の3.6倍の900万枚(2インチ換算)に増やす。ライバルの日本・台湾勢より量産で先行し、市場での主導権確保を狙う。
増産するのは携帯電話や携帯音楽プレーヤーに搭載する中小型パネル。同社は昨秋、天安事業場(忠清南道天安市)に4775億ウォンを投じ月産150万枚規模で量産を開始。現在は月250万枚を生産する。
増産投資が完了する来年6月までに月900万枚体制にする。
有機ELは液晶パネルのようなバックライトが不要で、薄型化できる。コントラスト(明暗比)が高く屋外でも鮮やかな表示が可能。液晶パネルを代替する次世代ディスプレーとして、モバイル機器向けの中小型パネルから市場が立ち上がりつつある。

トヨタ-中国でハイブリッド「カムリ」を生産・2010年に年産1万台-
(2008/07/01  日経)

トヨタ自動車は中国でハイブリッド車の生産を拡充する。現在の小型車「プリウス」に加え、広州市の工場で2010年に中型セダン「カムリ」のハイブリッド車を年間1万台規模で生産する。原油高を受けて中国政府はガソリン統制価格を引き上げ、環境対応車への優遇税制適用も決めている。トヨタは2010年代初頭に中国での販売台数を100万台とする計画で、環境対応車の需要拡大や欧米勢や現地メーカーとの競争をにらみ、幅広いニーズに応えられる体制を整える。
カムリのハイブリッド車は、広州汽車集団との合弁会社、広州豊田汽車(広州トヨタ)の第2工場で生産する。第2工場は09年の稼働予定で、まずカムリのガソリン車を生産、2010年からハイブリッドを追加する。
両方を同じ生産ラインでつくりコストを抑える。基幹ユニットは日本から持ち込み、将来は増産も検討する。
トヨタにとって中国でのハイブリッド車生産・販売は05年の「プリウス」に次いで2車種目。プリウスは07年の販売台数が約1000台と計画の3分の1にとどまる。カムリのガソリン車は07年の現地販売台数が約17万台と売れ筋で、ブランド力が高い車種でハイブリッド車を新たに設定し、中国での環境対応車販売を本格化する。

NEC-全社員の9割の2万人が在宅勤務可能に-
(2008/07/01  日経)

NECは7月1日から全社員の9割にあたる約2万人の社員を対象に在宅勤務制度を導入する。システム技術者、営業部門などホワイトカラーのほぼ全員が対象。機密保持機能を備えたデータ通信やパソコンを自宅に配備することで職場と同じ仕事をこなせるようにする。松下電器産業やNTTデータも大規模な在宅勤務制を導入しており、ITを活用した在宅勤務が産業界全体に広がる可能性がある。
新入社員や生産現場勤務の社員などを除く全社員が対象。週1回を上限に上司の承認を得て利用できる。パソコンに付けたカメラを通じて勤務開始と終了時に上司に連絡する。各部署に利用しやすい体制整備を求め、早期の普及を目指す。

ブリヂストン-発煙・発火の恐れで24時間風呂約10万台をリコール-
(2008/07/01  日経・毎日新聞・読売新聞)

ブリヂストンは6月30日、1997年まで販売していた浴槽用電気温水循環浄化器(24時間風呂)に発煙や発火の恐れがあるため、販売した7機種すべて計約9万7700台を無償で点検、修理すると発表した。
1997年から昨年にかけて浴槽の外側などに設置する浄化器の部品の異常発熱により、制御基板が焦げて機器が停止するなどの故障が計7件(神奈川県で4件、福島、茨城、千葉各県で1件ずつ)起きた。
けが人は出ていないという。
デンソーやコロナ工業(徳島県吉野川市)が製造し、「ブリヂストン」ブランドで販売していた。1989年7月~1997年3月に製造した7機種が対象。
コロナ工業が製造した「常湯手段」と「泡湯家族」、「シエスタ」、「常湯手段2」、「常湯家族」、「新常湯手段」は、経年劣化に伴う接触不良などで発火の恐れがあるとして、点検と修理が完了するまで使用中止を呼び掛けている。デンソーが製造した「常湯讃歌」のBS-5126、BS-5128、BS-5130の3型式は、発熱や発煙の恐れがあるという。
ブリヂストンは、24時間風呂の販売を1997年で打ち切っている。