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薄型TV&次世代DVD年末商戦・世界のPC市場・Newデジタルビデオ・小型携帯型ドライブ・米住宅事情

2008-01-18 15:56:23 | Dニュース

薄型テレビの年末商戦-40型以上の液晶テレビがけん引-
(2008/01/18 日経)

調査会社BCNは17日、年末商戦のデジタル製品の販売動向を発表した。薄型テレビでは11月中旬から大画面需要が盛り上がり、40~50型未満が台数ベースで前年比159%となるなど全体の成長をけん引した。
大手量販店の売り上げデータを集計し、製品別にまとめた。液晶テレビの画面サイズ構成比を見ると、12月には40型以上の製品が台数ベースで16%弱となり、10月から2ヵ月で3ポイント上昇。金額ベースでは3割を占め、大画面化が進んだ。
一方、PDPテレビでは50型以上の製品の台数構成比が6月の18.7%をピークに12月は13.1%まで減少。
「大画面シフトに天井感が見られる」(BCNの田中繁廣取締役)という。
特に、40~50型未満の液晶テレビは台数ベースで165.0%、金額ベースで141.9%と大きく伸びた。PDPテレビも台数ベース146.4%、金額ベース120.0%と好調だった。一方、液晶テレビとPDPテレビの明暗が分かれたのが50型以上の製品。液晶テレビは12月の前年比が台数ベース163.1%、金額ベース155.4%と伸びたのに対し、PDPテレビは台数ベース96.7%、金額ベース82.1%と落ち込んだ。
画面サイズ別の構成比では、液晶テレビでは07年11月以降、40~50型未満が伸びたという。夏あたりまでの台数構成比は10%程度だったが、12月には14.8%まで増えた。金額構成比は、夏あたりまでの20%程度から12月には26.5%まで伸びた。また、平均単価は、液晶テレビの1年間の単価下落が10%程度なのに対し、PDPテレビは20%程度落ちており、今後の価格政策が課題になりそう。
メーカー別の台数シェアでは、シャープが45.1%と首位で、ソニーが16.0%、パナソニックが15.8%と2社で激しい2位争いを演じている。BCNの田中繁廣取締役は08年の薄型テレビ市場の展望について「08年も40型以上の製品が市場をけん引するのは変わらないと思う。40型未満ではシャープが圧倒的に強いが、40型以上ではどのメーカーがシェアを握るか予断を許さない。メーカー間の競争は激しくなると見ている」と語った。

次世代DVDレコーダー年末商戦-BD陣営シェア96%・ソニーが圧勝-
(2008/01/18 Itmedia・日経エレクトロニクス)

BCNの調査によると、昨年10~12月の次世代DVDレコーダー販売シェアは、Blu-ray Disc陣営のソニーが6割、パナソニックが3割を占めた。年末商戦期には軒並み供給不足に陥るほどの人気となり、量販店からは「モノがあればいくらでも売れた」という声もあったといい、北京五輪を控えた今年は当面、順調な需要が見込めそうだ。
次世代DVDレコーダー需要は、各社が普及機種を投入した10月以降に離陸。レコーダー全体の販売台数のうち、次世代DVDレコーダーは10月に6.1%、11月に21.6%を占めるまでに成長。ただ、12月は全体的な品不足から18.1%に低下した。
金額ベースでは単価が高い次世代DVDレコーダーの割合が大きくなり、11月には37.1%と4割近くに成長(12月は31.4%)。市場全体では金額ベースで前年割れが続いていたが、11月以降にプラスに転じる要因になった。
12月に販売が落ちた原因は供給不足。「12月はモノがあればいくらでも売れた」(BCNの田中繁廣取締役)という状態だったという。この品薄状態はしばらく続き、金額構成比が40%程度まで回復するのは北京オリンピックが始まる8月ころになる見込み。この状況について同氏は「ある特定のメーカーが品薄になるのではなく、12月以降は均等にモノがない状態になった。メーカーは事前にマーケティングを行って生産数を決めているはずであり、新しいジャンルの製品でこれだけ供給不足が起こるのは珍しい。ここ5~6年でも珍しい状況。それだけ製品に力があるということだろう」と述べた。
10~12月合算のメーカー別シェアは、ソニー(台数:59.6%、金額:58.1%)、パナソニック(台数:27.0%、金額:31.6%)がほぼダブルスコアの大差でトップ。これにシャープ(台数:9.6%、金額:7.3%)、HD DVDの東芝(台数:3.8%、金額:3.0%)が続いた。
上位3社はBD陣営。3社合計のシェアは台数で96.2%、金額で97.0%となり、BD対HD DVDという構図で見た場合、BDの圧勝だった。
機種別では、320GバイトHDDを搭載したソニー「BDZ-T70」(平均単価11万9207円)がトップで、3位までソニー製品が占めた。平均単価は11月が13.1万円、12月が12.4万円。各社が製品ラインアップを強化した結果、高価格帯から普及クラスまで売れ筋が多様化した。
供給不足は2月ごろまで続くもようだが、BDレコーダーに一本化したソニーを始め、各社とも生産を次世代機にシフトしつつあり、品不足が解消されれば販売はさらに伸びそう。BCNの田中繁廣取締役は「5月ごろに各社が新商品を発表する。北京オリンピック商戦から秋口までは、金額ベースで4~6割はいくだろう」と見ている。
メーカー動向では、07年の年間でシェアトップだったシャープの追い上げに注目する。シャープはHDDを省いた廉価なBDレコーダー2機種を発売したが、「少し上のクラスに需要があったため、出遅れた。今後投入する新商品でどこまで戻してくるか」(BCNの田中繁廣取締役)
当面は順調な需要が見込める次世代DVDレコーダー市場だが、田中取締役は「中長期的にはどうなるか分からない」と話す。米Appleの「Apple TV」が映画レンタルに対応したように、ネットによる映画などの配信が普及すれば、「必ずしもローカルメディアに保存しておく必要はない」ため。「今後はネット対ディスクという競争の軸になるだろう。日本のメーカーがどういう答えが出せるかがカギになるのでは」と述べた。

07年の世界PC市場-HPとDellの差が開く-
(2008/01/17 Itmedia・CNET)

07年第4四半期の世界PC市場は引き続き好調で、2けた成長を記録した。市場調査会社IDCとGartnerが報告した。
IDCの調査では、同四半期の世界PC出荷台数は前年同期比で15.5%増加。過去5四半期を上回る伸び率だったという。07年通期では、出荷台数は前年比14.3%増の2億6900万台だった。同社は今後2年間は成長が減速すると予測しているが、「08年、おそらくは09年も2けたの伸びが見られそうだ」と述べている。
Gartnerのデータでは、同四半期の出荷台数は前年同期比13.1%増の7590万台だった。通期では、前年比13.4%増の2億7120万台。07年は、東欧、中東、アフリカの成長に支えられ、EMEA(欧州、中東、アフリカ)地域が最も好調だったとしている。
ベンダー別では、IDC、Gartnerいずれの調査においても上位ベンダーの順位は同じで、07通期でも第4四半期でも、米Hewlett-Packard(HP)が世界PC出荷台数で首位を占めた。06年は2位の米Dellとの間にほとんど差はなかったが、07年はHPが市場シェア約18%、Dellが約14%と差が開いた。しかしIDC、Gartnerとも、Dellが第4四半期に17%出荷台数を伸ばした点を挙げ、回復の兆しが見られると指摘している。3位は台湾のAcer。Gateway買収で中国のLenovoを追い抜いた。以下、Lenovo、東芝と続く。
地域別では、EMEA地域とアジア太平洋地域(日本除く)が好調だった。ただしIDCは後者について、今後は一部国家の景気後退や原油価格の上昇、政情不安などの影響があるかもしれないとしている。米国PC市場は1けた台後半の成長率だった。同国では、モバイルPC出荷台数が2四半期連続でデスクトップPCを上回ったとGartnerは報告している。IDCによると、日本市場は第4四半期に回復し、約10%の伸びが見られたという。
IDCは今後のパソコン市場について「08年、09年は2ケタでの成長が続くとみる。ただし、世界経済の悪化を受けて予想を下方修正する可能性がある」とした。

ソニー-顔認識機能を搭載したデジタルビデオカメラ7機種を発売へ-
(2008/01/18 BCN)

ソニーは17日、デジタルビデオカメラ「ハンディカム」の新モデルとして、顔認識機能を搭載した3機種を含む計7機種を2月10日から順次発売すると発表した。価格はすべてオープン。
最上位モデル「HDR-UX20」と、上位モデル「HDR-SR12」「HDR-SR11」の3機種には、コンパクトデジタルカメラ「サイバーショット」に採用している画像処理エンジン「BIONZ」を搭載しており、顔検出機能を利用できる。「フォーカス」「明るさ」「肌色」を自動で調整し、顔をより美しく撮影できるほか、最大8人まで同時に被写体の顔を認識し、ピントを調節できる。
「HDR-UX20」は、記録媒体に8GBの内蔵フラッシュメモリ、メモリースティック、DVDを採用した「ハイブリッドプラス」タイプ。AVCHD形式に対応し、1920×1080のフルHDで映像を記録できる。また、3つのメディア間でのダビングも可能。デジタル一眼レフカメラ「α700」に搭載した「Exmor」技術を採用した「クリアビッドCMOSセンサー」を搭載し、動画は230万画素、静止画は400万画素で記録できる。発売日は2月20日で、実勢価格は13万円前後の見込み。
「HDR-SR12」「HDR-SR11」は、内蔵HDDにフルHD映像が記録できるデジタルビデオカメラ。低ノイズを実現する「クリアビッドCMOSセンサー」を搭載。発売日はともに2月20日。実勢価格は120GBのHDDを搭載し、最長約48時間の長時間記録ができる「HDR-SR12」が17万円前後、60GBのHDDを搭載した「HDR-SR11」が15万円前後の見込み。
このほか、ミニDVテープにハイビジョン記録ができる「HDR-HC9」、ハイブリッドタイプの「DCR-DVD810」、DVタイプの「DCR-HC62」を2月10日に、HDDタイプの「DCR-SR220」を2月20日に発売する。実勢価格は「HDR-HC9」が13万円前後、「DCR-DVD810」が8万円前後、「DCR-HC62」が5万円前後、HDDタイプの「DCR-SR220」が10万円前後の見込み。

仏ラシー-1.3インチHDDを採用したクレジットカード大の携帯型ドライブ-
(2008/01/18 毎日新聞)

仏ラシーは15日(米国時間)、クレジットカードサイズの携帯型HDDで、記憶容量が40GBの新製品「USBキー・マックス」を発売した。従来の最大は12GB。韓国サムスン電子が小型で大容量の1.3インチ型HDDを開発したことで実現した。
ポケットに入れて持ち運べるHDDで、サイズは縦55mm、横85mm、厚さ6mm。超小型のHDDとしては1.8インチ型が普及しているが、それより60%小型の1.3型(42.8mm×36.4mm×5mm)をサムスン電子が開発し、ラシーが採用した。
パソコンのUSB端子に接続して、外付けHDDとして利用できる。使う時は本体から短いUSBケーブルを引き出し、運ぶ時はしまい込めるデザイン。価格は149.99ドルで、容量が30GBで119.99ドルの製品も売り出した。
マッチ箱ぐらいの大きさで40GBのHDD「リトル・ディスク」も同時発売した。ラシーの商品は日本でも販売されているため、新製品も上陸するとみられる。

07年の米住宅着工件数-1993年以来の低水準-
(2008/01/18 毎日新聞)

米商務省が17日発表した昨年12月の住宅着工件数は、季節調整済みの年換算で前月比14.2%減の100万6000戸となった。2カ月連続の減少で、1991年5月(99万6000戸)以来16年7カ月ぶりの低水準。
市場予想も大幅に下回り、低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)問題の影響で住宅市場の不振が一段と深刻になっている。
07年の年間着工件数も前年比24.8%減の135万3700戸と1993年(128万7600戸)以来14年ぶりの低い水準を記録した。減少幅では、1980年(26%減)以来27年ぶりの大幅減少となった。
昨年12月の着工件数を地域別にみると、北東部が前月比25.8%、中西部が同30.8%、西部が同19.6%の大幅減となった。全体の半分を占める最大市場の南部は同3.3%減だった。