Wistron、任天堂ゲーム機「Wii」の組立注文を獲得
(台湾 2007/03/28 工商時報)
任天堂のゲーム機「Wii」が発売されて以来、世界的な「Wii」ブームが起きており、品不足となっている。任天堂は「Wii」の組立をFoxconn Precision Components(鴻準)に委託しているが、旧正月休暇前から新たな委託先を捜していた。情報筋によれば、Wistron(緯創)に白羽の矢が立った模様。
Wistronはすでに長期にわたって米マイクロソフト「Xbox」の組立を委託されており、その納品の速さと安定した品質が任天堂に評価されたらしい。Foxconn Precision Componentは「DS」の組立も委託されているが、任天堂がWistronにも「DS」の注文を出すかどうかが注目されている。
世界の音楽携帯型プレーヤー出荷台数-2011年は2億6860万台に-
(2007/03/30 日経エレクトロニクス)
米iSuppliが携帯型メディア・プレーヤーおよびMP3プレーヤー市場の予測を発表した。05年の世界における携帯型メディア・プレーヤーとMP3プレーヤーの合計出荷台数は1億2870万台。07年は,前年比21.8%増の2億1690万台を見込む。2005年から2011年までの年平均成長率は13%で,2011年には2億6860万台が出荷されると予測する。
この成長の主な要因は,携帯型メディア・プレーヤーおよびMP3プレーヤーが,Webへの接続に関して他の家電製品より優れていることだという。ユーザーは,迅速かつ容易にコンテンツを視聴したり,手に入れたり,共有する事ができる。加えて,利用できるコンテンツが増加したことや,部品のコストが低下し,消費者にとって値段が手ごろになったことも要因とする。
iSuppliは,消費者がWeb上で動画を利用する機会の増加が, 携帯型メディア・プレーヤーの出荷数を音楽再生のみのMP3プレーヤーよりも急速に増加させると分析する。2011年には,携帯型メディア・プレーヤーとMP3プレーヤーを合わせた出荷数のうち,66%を携帯型メディア・プレーヤーが占めるという。 携帯型メディア・プレーヤーとMP3プレーヤー市場の拡大と同時に,有料のデジタル・コンテンツの市場も拡大している。世界におけるブロードバンド接続の有料デジタル動画市場は,06年には3億米ドルだったが,2010年には45億米ドルに達する見込みという。ブロードバンド接続の音楽市場に関しては,06年の16億米ドルから2010年には50億米ドルにまで成長すると予測する。
しかし,携帯型メディア・プレーヤーとMP3プレーヤー市場は,今後取り外し可能なメモリによる買い替えサイクルの長期化と音楽や動画が再生できる携帯電話機との競争などに課題を抱えるとする。出荷額は07年には前年比14.4%増の206億米ドルを見込むものの,その後は出荷台数の増加に比べると伸び悩み,2011年でも215億米ドル程度に留まると予測している。
携帯型メディア・プレーヤーとMP3プレーヤーのコントローラやSoC(system on a chip)には,米SigmaTelや米NVIDIAなどの製品が搭載されている。これらのメーカーは過去数年の間に成長し,市場で大きなシェアを占めるようになった。しかし,今後プレーヤーの出荷数は増加するものの,メーカー数の増加による競争の激化などが影響して,価格低下による売上高の減少を招くと予測する。コントローラの売上高は07年にはピークの7億4900万米ドルに達するが,2011年には5億2600万米ドルまで減少するという。
Nokia-新作携帯3機種を発表-
(2007/03/30 Itmedia)
フィンランドNokiaは29日、第2四半期に投入する携帯端末3機種を発表した。音楽携帯、ファッショナブル携帯、若者向けの携帯と、個性的なラインアップとなった。
「Nokia 5700 XpressMusic」は、オーディオ専用チップを搭載し、音楽機能を強化した3Gスマートフォン。縦・横向きにボディの向きを変えたり、キーパッドの部分をひねることで、音楽プレーヤーや200万画素のカメラ、ビデオ電話、スマートフォンの4つのモード間の切り替えが可能。さまざまなソースから音楽を選べるよう、音楽フォーマットはWMA、MP3、AAC、eAAC+に対応した。OSにはSymbian OSを搭載。第2四半期中に出荷開始予定で、価格は税抜きで350ユーロとなる予定。
「Nokia 7088」は、Nokiaのファッション携帯シリーズ「L'Amour Collection」初のCDMA対応機種。表面にはジュエル風の選択ボタンを並べ、スライドするとキーパッドが現れるようになっている。ボディ表面は、皮を思わせる手触りに仕上げたという。ビルトインのモバイルブラウザやビデオ録画機能などを搭載しており、アジア太平洋地域や中東、アフリカなどの市場で第2四半期中に出荷開始予定。
「Nokia 5070」は、メッセージのやりとりや娯楽、カスタマイズといった若者のニーズを意識した機種。数回のキー入力で連絡先リストにアクセスし、メッセージの作成や送信が可能で、テキストメッセージのほか、音声や画像を使ったメッセージ機能にも対応した。娯楽面では、Sudokuなどのゲーム機能、Webブラウザ機能を搭載したほか、付属のステレオヘッドフォンでFMラジオを聴くことも可能。MP3着信音のほ
か、さまざまな壁紙やテーマをダウンロードして利用できる。価格は税抜き100ユーロで、第2四半期中に出荷開始となる予定。
Philips-AAA電池(単4形電池)で使える携帯電話-
(2007/03/30 Itmedia)
Royal Philips ElectronicsとEnergizer、Techtiumは26日、日本の単4形に当たるAAA電池で利用可能な携帯電話「Philips Xenium NRG」を発表した。Xenium NRGは、Techtiumの充電技術「BackuPower」を採用した初の携帯電話となるという。
Philipsの「Xenium」シリーズの携帯電話は、一度の充電で長時間利用できるのが特徴。内蔵バッテリーで、通話時間で最高10時間、待ち受け状態で最高1カ月の利用が可能となっている。
今回発表されたXenium NRGでは、TechtiumのBackuPower技術により、内蔵バッテリーに加えて市販のAAA電池が利用できる。AAA形であれば、アルカリ電池のほか、ニッケル水素電池、リチウム電池など、使い捨て/充電式いずれの電池も利用可能。特に、Energizerのe2リチウム電池を使用した場合には、1本で通話時間3時間、待ち受け状態で1週間を実現できるという。