あまくさ人のひとりごち

あまくさ人のひとりごち、つまり独り言です。
撮りだめした写真も併せて載せます。

牛深小森海岸の夕陽

KKC48

第748回 朝青龍 これはとんだ迷惑

2010-01-31 13:48:47 | 相撲

ニセ朝青龍出現!?高砂部屋に“本名”で大量注文(スポーツニッポン) - goo ニュース


ずいぶん古典的なことをする奴もいるもんだ。



 ニセ朝青龍が高砂部屋に出前を頼んだ!30日午前、近くのドミノピザから高砂部屋に配達があった。


 注文はパスタ11個、ピザ7個、サラダ7個、コーラ7個で合計4万7000円分。しかし、部屋側は注文しておらず、悪質ないたずらだったことが判明した。店側の説明によると、朝青龍の本名「ドルゴルスレン・ダグワドルジ」の名前でネット注文があったという。配達した店員は「額が額だし大ごとです。ピザはバイトで食べることになるでしょう」と困惑していた。 


昔のマンガでは、こうしたことは嫌がらせの定番だった。
実際に同様のことが起きていたのだろう。
最近ではあまり聞かなくなっていた。
ナンバー・ディスプレイの機能がついた電話が普及したためだろう。

朝青龍の本名でネット注文したというが、
おそらくIPなどで、すぐ足がつくだろう。
「学校を爆破します」というメールや書き込みと根は同じだ。

それにしても、迷惑な話である。
でも、高砂部屋の力士を総動員すれば、
このぐらいの分量、朝飯前では?
という問題ではないか。


第747回 オバケのQ太郎を読む②

2010-01-31 13:41:38 | マンガ
オバケのQ太郎 4 (藤子・F・不二雄大全集)
藤子・F・不二雄
小学館

このアイテムの詳細を見る

えー、本来ならば第一巻から読後の感想を書くべきなのでありましょうが。
あえて「オバケのQ太郎 第4巻」から感想を述べさせていただく。


この巻には、長い絶版のきっかけとなったと言われる
「国際オバケ連合」が収録されている。
あらすじは、Qちゃんがお世話になっている大原家が、
このたび「国際オバケ連合」総会の会場となった。
ついては、大原家の人たちに一日だけ家を明け渡していただきたい。
最初は反対していたオバQだが、結局は仕方なく大原一家を一日どこかへ行かせようとあの手この手で・・・。


という、いつもどおりのドタバタギャグが展開される。


で、この回がなぜ問題になったのかと言うと、
「オバケが国際会議をするなんて不謹慎だ」というのではなく、
「バケ食いオバケ」が出てくるからだ。
ウラネシヤ代表のボンガというオバケがそれ。
「バケ食いオバケ」とは、文字通りオバケを食うオバケ。
すなわち、いわゆる「人食い人種」のようなもの。


これが「黒人差別をなくす会」の逆鱗に触れて
実際にこの回を含むコミックスが回収されたことがある。
あの「ちびくろサンボ」が絶版になったのもこのころである。


しかし、ウィキペディアによれば、それがオバQ絶版のきっかけになったとは考えにくいと書いてある。
昭和のマンガは、大なり小なり差別的表現があちこちに見られるからだ。


とにかく、その「国際オバケ連合」が完全収録されているだけでも
この本の価値は高い。

さて、国際オバケ連合の総会で何が協議されたかというと・・・。
ずばり「世界平和」。
戦争ばかりしている人間たちをどうしようかという協議。
「そんな人間たちなんか食べてしまえ!」という過激な意見も出るが、
総長はあっさり却下。
バケ連(国際オバケ連合の略)憲章では暴力を否定しているからだ。
おお、人間よりずっと進んでいるではないか。


結局、「人間たちから武器を取り上げよう」という決議がなされる。
オバマ大統領の言う「核なき世界」も、
オバケたちに任せれば、すぐに実現できるかも。
何せ根が素直なオバケたちのこと、
「取り上げる」と言ったら、ホントに「取り上げる」のだ。


この巻で登場する新キャラクター・ドロンパについては、また次回以降に。


第746回 オバケのQ太郎を読む

2010-01-31 09:31:57 | マンガ
オバケのQ太郎 1 (藤子・F・不二雄大全集)
藤子・F・不二雄
小学館

このアイテムの詳細を見る

小学生でも知っているくせに
本屋で全く見かけないマンガがある。


「オバケのQ太郎」などは、まさにその代表格だろう。


昭和39年に「少年サンデー」誌上において連載を開始。
同誌に連載されていた「おそ松くん」と人気を二分する。
翌40年には早くもテレビアニメ化され、「オバQ」はお茶の間の人気者になる。
妹のP子や、アメリカオバケのドロンパも人気だった。


「少年サンデー」や「小学○年生」での連載は昭和42年に終了するが、
昭和46年に「新オバケのQ太郎」として復活。
「バケラッタ!」でおなじみのO次郎が登場する。


昭和52年に創刊された「コロコロコミック」にも再掲され、
80年代頃までは比較的簡単に入手しやすかった「オバケのQ太郎」。
ところが、平成に入るころから、
本屋の店頭からパッタリと姿を消した。


なぜ「オバケのQ太郎」が長らく絶版状態になっていたのか。
この「オバケのQ太郎」、いちおう藤子不二雄の作になっているが、
石ノ森章太郎やスタジオ・ゼロも制作に携わっているのだ。
ちなみに、Q太郎の作画およびストーリーは藤子不二雄Fで
正ちゃんは藤子不二雄A。
背景が赤塚不二夫で
その他のキャラは石ノ森章太郎やつのだじろうが作画した。

これだけたくさんの名だたるマンガ家が作画に協力しているため、
著作権で揉めたからという説がもっとも有力だが、
本当のところはよくわからない。
というか、読者としてはどうでもいいことだ。


とはいえ、去年の7月に刊行が始まった
「藤子・F・不二雄大全集」で、めでたく「オバケのQ太郎」が復活した。
このことだけでも、この大全集を刊行した価値は大きい。


前ふりだけで長くなりました。
続きは次回にて。


第745回 あまくさラーメンレポート1 博多仁太郎(五和町二江)

2010-01-30 21:11:36 | 食べある記

「寿司一兆」と表示してあるけど、ここが「博多仁太郎」である。
もとはお寿司屋さんだったらしい。


かねてから行こう行こうと思っていた
五和にできたラーメン屋
「博多仁太郎」。


本渡市街から国道324号を
車で五和方面へ走ること約25分。
国道沿いに店が出ていないので、
「二江郵便局」を目印にするとよい。


昼頃入ってみたが、
8割ほどお客が入っていた。
座敷席に通され、早速ラーメンとギョーザを注文。
この店では、博多風豚骨ラーメンだけではなく、
醤油味や塩味も扱っている。
しかし、初めて店を訪れた者としては、
何といっても、豚骨ラーメンでしょ。


で、きました。



見た目結構おいしそうです。


麺は博多風らしく、ものすごく細い。
くまもと風の半分程度の細さだ。
スープはあっさりしていて、まろやかな舌触りである。
それでも、スープの味が薄いと思ったら、
「ラーメンのタレ」がちゃんと置いてある。
替え玉を食べるときなどは、ちょっと入れるといいそうだ。


んで、結論。
確かに本格的な博多風豚骨ラーメン。
本場で食べたラーメンと、あまり遜色はない。
それは認める。
だけど、くまもとラーメン・ナショナリストのワタクシとしては
麺の細さと、スープのあっさり感がもの足らぬ。
もちろん、あくまでも個人的な感想だよ。


くまもとラーメンのこってりスープと太麺はちょっと・・・という人は
ぜひ一度お立ち寄りください。


これを第一回として
ときどき、あまくさラーメンレポートも載せます。


第744回 69.2%

2010-01-30 11:58:39 | 政治・経済

「この国にはなんでもあります。ただ希望だけがない」


というフレーズが話題になったのは、『希望の国のエクソダス』 という小説だったか。



69・2%と依然低迷 県内高校生の就職内定率-熊本のニュース│ くまにちコム



 3月卒業予定の県内高校生の就職内定率が2009年12月末現在で、前年同期より9・1ポイント低い69・2%と、依然低迷していることが29日、熊本労働局のまとめで分かった。県内就職希望者の内定率も9・9ポイント低い58%と厳しい状況だ。

 同局職業安定課によると、就職希望の高校生は3772人。内定者は2612人にとどまっている。このうち県内への就職希望者は2213人で、内定者は1283人。

 企業の求人数は前年比44・1%減の2万6984人で、県内は同36・5%減の1841人。不況に加え、労働市場が高卒から大卒重視へシフトする中で、求職、求人数ともに過去最低となっている。

 同時期の内定率としては、過去10年で最も高かった07年12月の82・5%から2年連続で低下した。最低は02年12月の55・1%。

 同課は「県内就職希望者の求人倍率は1を切っており、厳しい状況が続いている。さらに企業への採用枠拡大などを働き掛けたい」と話している。


正直、これはつらい。
リーマンショックに端を発した大不況。
最近では「内定取り消し」なんて言葉は、
さすがに聞かれなくなったが、
考えてみれば、それだけ企業が求人を減らしたということだろう。


昔はよく
「『ジングルベル』が聞こえてくるまでに就職しとけよ」
などと言われていたが、
今では
「『仰げば尊し』を歌歌い終わっても、就職先を探す覚悟をしなければならないよ」
というご時世である。


いずれ高校生も、海外から求人が来る時代になるのではないか。


とワタクシが思うのは、こういう特集を見つけたからだ。



若者の「海外流出」が止まらない! 冷え込む雇用がもたらす日本の衰退 | 格差社会の中心で友愛を叫ぶ | ダイヤモンド・オンライン


要するに、日本を見限って海外に出て行く若者が増えているということだ。
これは痛い。
少子化が猛烈に進むところへ持ってきて、若者が海外に出て行く。
残るは大勢の高齢者と、一握りの子供たちだけ。
真ん中がすっぽりと抜け落ちた、年齢別人口構成。


いっそのこと、江戸期の日本みたいに鎖国をするか。
それとも、思い切って移民をじゃんじゃん受け入れるか。

どちらも、ものすごく反発を食らいそうだが、
このぐらい思い切った政策でもやらないと、
50年後どころか、10年後の日本も危うい。


たぶん10年代の日本は、
手術に例えれば、何十時間もの大手術を要する時代になるのかもしれない。
00年代の日本も実はそうだったのだが、
小泉政治というモルヒネで痛みを消し去ってきただけだったように思われる。
今その効力がほとんど消えて、
吹き出した痛みにのたうちまわっているのが、今の日本だ。


なんとかしないと、確実に死ぬ。
「政治とカネ」の問題で、ぎゃあぎゃあ言っている場合ではないと思うのだが。




 



第743回 選抜高校野球出場校決まる

2010-01-30 06:10:54 | スポーツ

選抜高校野球出場校の一覧(読売新聞) - goo ニュース


ホントは主催者の毎日新聞の記事を拾うべきかもしれないが。


九州・沖縄勢は、残念ながらくまもとからの代表は出なかった。
九州大会の結果が思わしくなかったからね。


それにしても、九州・沖縄勢は4校中3校が初出場という
何ともフレッシュな顔ぶれになった。
さらに、普天間問題で何かと話題(?)の沖縄県から
嘉手納高校興南高校の2校が出場。
福岡からは自由が丘高校
宮崎からは宮崎工業高校
それぞれ初出場。


優勝候補は夏の大会を制した
中京大中京なんだろうけど。
おととし(沖縄尚学)去年(清峰)と、2年連続で
九州・沖縄勢が制しているのをお忘れなく。
 



第742回 朝青龍 土俵際どころか死に体

2010-01-29 20:58:31 | 相撲

朝青龍解雇も!2・4にも理事会で処分へ(スポーツニッポン) - goo ニュース


死に体。
相撲用語で、自力で回復が不可能なほど体が崩れた状態を指す。(ウィキペディアより)

今の朝青龍の状態を表す言葉として、これほどふさわしい言葉はない。


朝青龍が、一般人に暴行を加えたことはまぎれもない事実であろう。
しかも、それについて協会にウソの報告をした。


ただでは済むまい。


というか、ただで済んだら協会そのものがぶっ壊れてしまう。
ひいては、大相撲そのものがぶっ壊れてしまう。


朝からテレビで言っていたが、
昔、前田山という横綱がいて、
ケガで休場中にプロ野球観戦をしていたということで
引退に追い込まれた。
これを「シールズ事件」というそうな。

また、これはワタクシもよく覚えているが、
双羽黒という横綱は
おかみさんをはねのけて、
そのおかみさんが骨折をしたということで、
やはり引退に追い込まれた。 


朝青龍の一連の騒動を見ていると、
「え、なんでそれだけで?」と正直言いたくなるのだが、
そのぐらい昔の相撲界てのは厳しかったのだ。
特に横綱の品格に関しては。

2月4日に処分を下すということだが、
横綱の品格どころか、大相撲の品格がかかっているのだ。
厳重な処分を臨みたい。

で、その処分を決める会議には、
貴乃花も出席するのでしょうか。


第741回 朝青龍 えらいことしてくれた

2010-01-28 19:19:25 | 相撲

朝青龍、今度は逃げ切れない追放も 殴った相手は一般人!(夕刊フジ) - goo ニュース


えー、武道家、格闘家が人を殴ったときは、
普通の人が殴ったときよりも重い罪が課せられる。
彼らの体は、「凶器」と見なされるからだ。


まして、現在角界最強クラスの朝青龍に殴られたら、
顔面がへこんだっておかしくない。
いや、死んだっておかしくない。


かてて加えて、
「川へ行け。おまえをそこで殺してやる」
と被害者の男性に言っている。
相手はしたたか酔っているとはいえ、
大男にそう言われるのだ。
被害者の男性は生きた心地がしなかったろう。


さらに、
暴行を受けたのはマネージャーだということにして、
日本相撲協会にウソの報告をしていたことになる。

さあ、日本相撲協会。
ここは強い態度に出ないと引っ込みがつきませんぞ。


「強い態度」とは、
すなわち解雇かはたまた追放か。



 



第740回 朝青龍もピーンチ! どころではないかも

2010-01-28 06:34:31 | 相撲

今朝起きてテレビをつけたら、
大変なことが記事になっていた。

朝青龍が暴行したのは、
実はマネージャーではなくて、
一般人だったというのだ。
しかも鼻っ柱を折ったうえ、
「殺してやる」とすごんだというのだ。


これがもし事実だとしたら、
どえらいことである。
厳重注意では済まされまい。


ひょっとすると、
大相撲全体の存亡にかかわる大問題になるかもしれない。


第739回 黒澤明 生誕100年なのに

2010-01-27 20:35:01 | 映画
羅生門 デジタル完全版 [Blu-ray]

角川エンタテインメント

このアイテムの詳細を見る

まずは、おめでたいニュースからひとつ。



黒澤明監督の『羅生門』デジタル復元プロジェクトチームが全米映画批評家協会で映画遺産賞に! - goo 映画


記事としては若干古いけれど、やっぱり取り上げておこうと思って。
「白黒映画には雨が降る」なんて、昔よく言われたものだ。
もちろん本当の雨ではなくて、フィルムのキズ。
「黒澤映画には字幕をつけたがよい」なんて悪口も、よく聞かれたものだ。
たしかに黒澤映画に限らず、昔の邦画は、
音声が聞き取りにくかったものだ。
ノイズが入りまくって。


しかし現在では、ありがたいことにデジタル復元技術というものがあって、
昔の映画を新作同様のクリアな映像と音にすることができるのだ。


そしてこのたび、映画「羅生門」のデジタル復元プロジェクトチームが賞をいただいた。
むろん、邦画初めての快挙だろう。


これを機会に、昔の優れた邦画をどんどんクリアな作品にしていただきたい。


ところが。


よりにもよって、黒澤明生誕100年のめでたい年に。
なんともクリアでない問題が浮上してきた。
例の、佐賀県に建設される「黒澤明記念館」の問題だ。



佐賀県伊万里市長「寝耳に水」 黒澤財団寄付金問題 資産状況を調査(西日本新聞) - goo ニュース


全文を引用する。



 佐賀県伊万里市に建設予定の黒澤明記念館計画をめぐり、事業主体「黒澤明文化振興財団」(黒澤久雄理事長)が不明朗な寄付金管理をしていた問題で、同市の塚部芳和市長は27日、「財団を信じてきたので『寝耳に水』の感だ。財団から正式な説明を受け、議会とともに対応したい」との談話を出した。

 同財団に関して西日本新聞の取材を受けた市は26日、財団から直近の2007年度決算報告書を入手。資産状況の確認作業を進めており「市や市議会へのこれまでの報告内容とどう矛盾するかを分析中」(開発推進課)としている。

 市はこれまでに、記念館設立などの権利取得や建設用地の取得・造成、本館建設までの仮施設として開設された「黒澤明記念館サテライトスタジオ」の維持管理などの費用を負担。昨年11月までの財政支出は、計3億5千万円に上る。

 今回の問題では、記念館建設に向けて企業や個人から募った寄付金について、財団が「約3億8千万円を受領し凍結(保管)している」と市などに報告していたにもかかわらず、直近の決算報告書に資産計上されていなかったことが発覚した。


要するに、寄付金の3億円の使途がわからないということである。


思えば、「黒澤明記念館」を作ろうという話が持ち上がったのは、
黒澤明が亡くなった直後のこと。
ところが、あれから10数年たって佐賀にできたものといえば、
「黒澤明サテライトスタジオ」だけ。
石原裕次郎だって美空ひばりだって、亡くなってからすぐに記念館ができたのに
なんで?
とつくづく疑問に思っていた。
そのことが、このことと結びつくとは思えないが、
現時点では


まるでラショーモンのようだ。


財団は、事実関係をはっきりしてほしい。

P.S.本文中の「まるでラショーモンのようだ」は、日本語で言うところの「真相は『藪の中』だ」とほぼ同義語。
つまり、真相がはっきりしないということ。
日本では原作の「藪の中」を採用しているが、外国では映画化した「羅生門」を採用しているってところがおもしろい。 



羅生門 デジタル完全版 [Blu-ray]

角川エンタテインメント

このアイテムの詳細を見る

 


天草西海岸の夕陽