あまくさ人のひとりごち

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第746回 オバケのQ太郎を読む

2010-01-31 09:31:57 | マンガ
オバケのQ太郎 1 (藤子・F・不二雄大全集)
藤子・F・不二雄
小学館

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小学生でも知っているくせに
本屋で全く見かけないマンガがある。


「オバケのQ太郎」などは、まさにその代表格だろう。


昭和39年に「少年サンデー」誌上において連載を開始。
同誌に連載されていた「おそ松くん」と人気を二分する。
翌40年には早くもテレビアニメ化され、「オバQ」はお茶の間の人気者になる。
妹のP子や、アメリカオバケのドロンパも人気だった。


「少年サンデー」や「小学○年生」での連載は昭和42年に終了するが、
昭和46年に「新オバケのQ太郎」として復活。
「バケラッタ!」でおなじみのO次郎が登場する。


昭和52年に創刊された「コロコロコミック」にも再掲され、
80年代頃までは比較的簡単に入手しやすかった「オバケのQ太郎」。
ところが、平成に入るころから、
本屋の店頭からパッタリと姿を消した。


なぜ「オバケのQ太郎」が長らく絶版状態になっていたのか。
この「オバケのQ太郎」、いちおう藤子不二雄の作になっているが、
石ノ森章太郎やスタジオ・ゼロも制作に携わっているのだ。
ちなみに、Q太郎の作画およびストーリーは藤子不二雄Fで
正ちゃんは藤子不二雄A。
背景が赤塚不二夫で
その他のキャラは石ノ森章太郎やつのだじろうが作画した。

これだけたくさんの名だたるマンガ家が作画に協力しているため、
著作権で揉めたからという説がもっとも有力だが、
本当のところはよくわからない。
というか、読者としてはどうでもいいことだ。


とはいえ、去年の7月に刊行が始まった
「藤子・F・不二雄大全集」で、めでたく「オバケのQ太郎」が復活した。
このことだけでも、この大全集を刊行した価値は大きい。


前ふりだけで長くなりました。
続きは次回にて。



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