東郷平八郎といえば、日露戦争における日本海海戦で、当時無敵を誇ったロシアのバルチック艦隊を破った名将として知られる。
東郷平八郎といえば、一方で「肉じゃが」を日本に広めた張本人としても知られる。
一般的には、
東郷平八郎がイギリスに留学中に食べた「ビーフシチュー」の味が忘れられず、
艦上食として日本で作らせようとしたら。
できあがったのが「肉じゃが」だったという。
なぜビーフシチューが肉じゃがに化けたのかというと。
当時の日本には、ワインもデミグラスソースもなじみのものではなかったところへもってきて。
「ビーフシチューを作れ」と命じられた料理長が、醤油と砂糖をベースにして作ったからだ。
さてその肉じゃがだが。
発祥の地が分かれているのも、つとに有名。
広島県の呉。
京都市の舞鶴。
それぞれに言い分があって、なおかつそれぞれに決定打に乏しいため、今ではどちらも「発祥の地」を名乗っているという。
さて、なんでこの話をしたのかというと。
今朝、TBSの「朝ズバッ」を見ていたら。
みのもんたが「ニュースめくり斬り」で
うどんの発祥地論争を取り上げていたからだ。
おそらく、同様のニュースが系列のスポニチに載っていたからだと推測される。
うどんは発祥の地はどこ?新説めぐり香川VS京都(社会) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース
うどんといえば、讃岐。
自他共に認める「うどん発祥の地」。
ところが、京都のある学者が「京都こそうどんの発祥の地」だと主張しだしたことから。
京都-香川うどん論争が勃発した。
と、ここまではスポニチに載っていた記事から。
ところが、福岡県にもちゃんと「うどん・そば発祥の地」という石碑が建っているお寺がある。
そのお寺の名は・・・承天寺。
JR博多駅から歩いて15分ほどのところにある。
と、ここまでは「朝ズバッ」の放送内容から・・・
と思って今朝の熊本日日新聞の「新生面」(朝日の「天声人語」みたいなものです)を見たら、驚いたのなんの。
「朝ズバッ」の内容と告示しているではないか!
偶然の一致にしてはすごすぎる。
ゆえに、普通に、思う。
「どっちがパクリだ?」
麺類大好きワタクシとしては、どっちがどうでもいいことだけど。