金妍児、被災児童支援へ賞金寄付=世界フィギュア(時事通信) - goo ニュース
【ソウル時事】モスクワで行われたフィギュアスケート世界選手権の女子で2位となった金妍児(韓国)が、獲得賞金を東日本大震災の被災者支援のために寄付することを決めた。聯合ニュースが1日報じた。
金妍児の所属事務所によると、被災した子供たちを支援するため、自らが広報大使を務める国連児童基金(UNICEF)に賞金2万7000ドル(約220万円)を寄付するという。
今大会は当初東京で開かれる予定だったが、震災の影響のため、1カ月遅らせてモスクワで代替開催された。
昨日のフィギュアの結果からこの賞金寄付まで、
ネット上では賛否両論揣摩臆測いろいろ流れているようですが、
ここはひとつ、すなおに「ありがとう」と言おうじゃないか、と思う。
キム・ヨナの今回の行いに否定的なのは、
結局のところ、キム・ヨナが嫌われ者だからだろう。
ズルして銀メダル取りやがって。
お前、審判にいくら渡した?
そんな汚いカネなんか、ちょうだいできるか!
というのが否定的なコメントの主な要旨。
ちなみに、ワタクシはフィギュア自体にあまり興味がありませんので、好きか嫌いかコメントのしようもありません。
でも、キム・ヨナに批判的なコメントを読むと、
なんだか日韓間のたまった鬱憤を彼女ひとりにぶつけているような気がして、何かやだな。
もう少し寛容になれないものかな。
それに、義援金のすべてがキレイなお金ばかりであるとは限るまい。
でも、「これは汚いカネだからダメ」と切り捨てることができるかね。
そのカネを待っている人たちもいるというのに。
「渇しても盗泉の水は飲まず」とは言うけれど、
それも時と場合によりけりだと思う。
ユニセフじゃなくて日本赤十字社に寄付しろよ。
そういう意見もあった。
なんだかユニセフが悪者扱いされてしまっている。
でも、せっかく日赤に義援金が集まっても、
今のところ被災地への分配がうまくいっていないってこと、知ってた?
義援金、被災者に届かない…給付は1割未満(読売新聞) - goo ニュース
東日本大震災で寄せられた義援金の給付が進まない。岩手、宮城、福島の3県へ日本赤十字社などから送られた約580億円(第1次分)のうち、被災者の手元に届いたのは1割にも満たないことが、読売新聞の調べでわかった。
事務を担当する市町村側で職員が足りなかったり、住民への通知や本人確認が出来なかったりし、足踏み状態が続いている。
日赤や中央共同募金会など4団体と被災した15都道県による「義援金配分割合決定委員会」は今月8日、死亡・行方不明者1人当たり35万円、住宅の全壊・全焼は1戸当たり35万円、半壊・半焼は同18万円を各世帯に配ることを決めた。
宮城県には計約238億円が配分されたが、実際に受け取った被災者は、ほとんどいない。全職員の7人に1人が死亡・行方不明となった同県南三陸町では、戸籍が流失するなどして受取人の確認が難しいことに加え、町外への避難も十分把握できないという。「事務量が多く義援金にまで手が回らない」と、町職員から悲鳴が上がっている。
岩手県には約101億円が配分されたが、29日現在、申請を受け付けているのは、対象23市町村のうち宮古市など5市町村のみ。野田村が、県と村の独自分を上乗せして259人に計1億4002万円を渡しただけで、他の自治体では支給はこれからだという。
これも「想定外」だと言いたいのだろうか。
これでは大規模震災のために義援金は配れない、ということではないか。
それじゃ、一体何のための義援金なのか。
キム・ヨナより、こちらのほうを真剣に考えなければならないと思うが、どうだろうか。