アル・カーイダのビンラーディン死亡…CNN(読売新聞) - goo ニュース
【ワシントン支局】米CNNテレビは2日、国際テロ組織アル・カーイダの指導者ウサマ・ビンラーディンが死亡したと伝えた。
三つの異なる米政府筋が確認した。遺体は現在、米政府当局の管理下にあるという。米ホワイトハウスは、オバマ米大統領が同日、テレビで緊急演説を行うとしており、大統領がビンラーディン死亡を正式に発表するとみられる。
ビンラーディンは、2001年9月11日の米同時テロの首謀者とされ、その後、アフガニスタン周辺に潜伏していたとされる。米同時テロ後のアフガン戦争や、その後の対テロ戦争を通じても行方が分からず、米軍がアフガン・パキスタン国境地帯の山岳部を中心に捜索作戦を続けていた。
ウサマ・ビンラーディンが死んだ。
これは間違いないことだろう。
しかし、これで「テロとの戦い」が終わったなどと考える人はまずいないだろう。
なぜなら、テロというものは、首謀者が死んだからと止むものではないからだ。
テロとは組織ではなく行いのことなのだから、
テロを引き起こす要因を解消しない限り、いつまでも続く。
その要因とは、たとえば貧困。
たとえば差別。
たとえば宗教観や価値観、または民族の対立。
それらを解消しないでおいて、ビンラーディンがひとり死んだからといって、
それで事態は好転するのだろうか。
断じて否だろう。