白鵬が7場所連続優勝…朝青龍と並び最多タイ(読売新聞) - goo ニュース
大相撲技量審査場所千秋楽(22日・両国国技館)――白鵬が、朝青龍と並ぶ史上最多の7連覇を達成。
ただ一人、1差で追う栃ノ心が日馬富士に敗れ、結びの一番を待たずに横綱の19度目の優勝が決まった。白鵬は魁皇に右上手を許して寄り切られ、13勝2敗。把瑠都と日馬富士は10勝5敗、魁皇は9勝6敗。琴奨菊は関脇で連続2けたの10勝。関脇稀勢の里は勝ち越し。
三賞は、敢闘賞が栃ノ心と新入幕で10勝の魁聖、技能賞は鶴竜と豪栄道が受賞。殊勲賞は該当者がなかった。
技能審査場所が終わった。
下馬評どおり、白鵬が優勝し、7連覇を達成した。
あの大鵬や千代の富士でも成しえなかった7連覇だ。
でも、素直に喜べない。
それだけ強力なライバルがいないということだから。
大鵬には柏戸が、千代の富士には北の湖がいた。
その両雄の対決に、みんな手に汗を握ったものだった。
翻って、今の相撲界に「黄金カード」と呼べるものが存在するだろうか。
大多数の人が「否」と答えるだろう。
さて、魁皇である。
ネットで白鵬との取組を見たが、魁皇は会心の相撲だったと思う。
白鵬の右を殺したのがよかった。
右をさされていたら、白鵬に簡単に料理されていただろう。
これで、通算勝ち星1044勝。
千代の富士の持つ記録まで、あと1勝で並ぶ。
そしてあと1勝すれば・・・。
数字的には最強の力士と言うことになるのだが、
なかなかそうは言えないところが魁皇のつらいところ。
カド番・休場は数知れず。
勝ち星のいくつかは「いくらで白星を買った?」なんて悪口を言われる。
とはいえ、幕内力士でいちばん声援が大きいのが魁皇なのも事実。
がんばれ、魁皇38歳。