あまくさ人のひとりごち

あまくさ人のひとりごち、つまり独り言です。
撮りだめした写真も併せて載せます。

第1573回 あそぼーい! あそBOY! 遊ぼうい!

2011-05-29 20:38:07 | くまもと
JR「あそぼーい!」車両を公開 県内で運行へ-熊本のニュース│ くまにちコム

 JR九州(福岡市)は28日、6月4日から豊肥線熊本-宮地間で運行を始める新観光特急「あそぼーい!」の車両を北九州市の九州鉄道記念館で公開した。さっそく親子連れが目玉の「ファミリー車両」に乗り込み、遊具コーナーなどで楽しむ姿が見られた。
 車体は黒と白が基調のデザイン。犬のイメージキャラクター「くろちゃん」のイラストを車体はじめ、車内のカーテンや装飾品などに多数散りばめている。
 ファミリー車両は4両編成の3号車。親子がペアで座る「親子シート」のほか、木の遊具や絵本を楽しめるコーナーが設けられている。
 佐賀県から訪れた本野昭登君(11)は「すごくかわいい雰囲気。運行初日の切符を買っているので、どんな景色が見えるか楽しみ」とはしゃいでいた。
 客室乗務員の古賀李佳さん(26)は「子ども向けに折り紙やお絵描きを練習して準備します」。売店では、阿蘇のあか牛や野菜を使った弁当やキャラクターグッズを販売する。
 「あそぼーい!」は来年2月26日までの土・日・祝日や夏・冬休みなどに1日2往復運行する。定員は127人で全席指定。JR九州によると6月4、5日は空席があるという。

「あそぼーい!」というと、数年前まで運行されていた蒸気機関車「あそBOY」を思い出す。
今ではこの蒸気機関車、「SL人吉」として頑張っております。
まだ乗ったことありませんが。

くまもとに住んでいる人間なのに、阿蘇はホントご無沙汰になってしまった。
中岳の火口なんて、もう十年以上もナマで見ていない。
子供の頃はGWなどによく家族旅行で阿蘇に行ったもので、
食べるものは決まって、高森の田楽だった。

そう、阿蘇牛の焼き肉じゃなくって、田楽。
家族で焼き肉食べに阿蘇に行ったという記憶はない。
田楽料理って、わかるかな。
川魚や豆腐、芋などを串に刺して、囲炉裏の炭火であぶって、
みそをつけて食べるあれ。
酒の肴にはもってこいである。
低カロリーだし。

もっともこの高森の田楽、大人のワタクシにとっては大変なごちそうなのだが、
子供の頃は「なんでこんなものをわざわざ食べに阿蘇まで来るんだ・・・」と愚痴っていたものだった。
大人の味覚が分からぬ小学生の頃である。


阿蘇にはよくキャンプなどでも行っていた。
しかもなぜか春先である。
暦の上では春なのだが、阿蘇の春はホントに寒い。
水道の水も凍ってしまうくらいだ。
どうかすると、布団の上にうっすらと霜が降りてしまう。
そんな状態で3泊4日、
暖房もなしによく過ごせたものだな。

さて、キャンプの夜にどうしても欠かせないのが、怪談話。

けっこう印象に残っているのが、こんな話だ。


これから話すことを、よく聞いていただきたい。
一軒の古本屋に、一人の客がやって来た。
その客が古本の中に、一冊のノートを見つけた。
そのノートには、古本屋のご主人が
自分の家族を殺したいきさつが事細かに書かれていた。
驚いた客がご主人に問いただすと、
ご主人は
「このことは絶対に口外なさらぬように」


さて、数年後。
あの古本屋の客が、とある宴会に呼ばれた。
そして、酒の勢いも手伝って、
古本屋でのできごとをみんなに話してしまった。


そのときだ。
トントントン・・・。
ふすまをノックする音。
仲居さんが追加の酒でも持ってきたのだろう。
宴会客のひとりが、ふすまを開けた。
その瞬間。


ザクッ!


そこにいた宴会客は、全員首を切られて死んでいた・・・。


さあ、この話を聞いてしまったあなた。
今夜中に、この話のおかしなところを考えてください。
さもないと、あなたの部屋の戸を誰かがノックして・・・。


・・・という話なのだが、どこがおかしいのか、おわかりいただけただろうか。
もうおわかりですよね。
宴会客がみんな死んでしまったのに、なぜこの話が伝わっているのか。である。
つまりこの話は、全くのウソってこと。


でも、キャンプの夜にこの話をすると、妙にリアルな話となる。
で、マジでビビる子も出てくる。
だから盛り上がること請け合いなのだが、
ビビりすぎてパニックになったり過呼吸を起こす子が出る可能性も大なので、
話すときにはそれなりに配慮が要る。
小学生相手にこの話は控えたほうが良い。