サジッタ&清史郎の部屋

相棒3頭と暮らす馬日記

名人曰く、『馬は乗って調教するものです。』

2006-03-03 15:45:02 | 庄原TRF
これは私が言った言葉ではなく、大昔の私の父がまだ若かった頃、関西馬術界の大御所、今村安氏が岩坪氏(多分・・)(岩坪氏は、後にクレインで指導者としてご活躍になった方)から調馬索での調教効果について質問を受けた時に言われた言葉だと親父から聞いた事があります。

確かに凡人のレベルをはるかに超えた名人ならば、タイトルの『馬は乗って調教するもの・・・』の言葉にも頷くしかありません。
しかし、その言葉は全ての馬乗りに当てはまる言葉であるかどうかは、別の話だと思います。

冬が悪あがきをしているような今週の天候です。晴れるでもなく、降るでもなく、天候不順で鞍を付けて乗る気分ではない。

だけど試合も近くなり、馬を休ませることは出来なくて、ペソアシステムを装着しての調馬索運動を3日間行ないました。

このペソアシステムという道具はなかなかの優れもので、正しく作用してくると馬のバランスが非常に向上します。
新馬の作業姿勢からミドルクラス、収縮を求めるハイクラスの馬のバランスまで、ロープの長さ調整と上腹帯への固定位置の変更で対応出来、私の好きな道具の一つです。

この道具を付けて調馬索を廻したのですが、ある意味当たり前で、別の面では意義が大きいことがありました。

最近、駈歩のまとまりが悪く、特に反対駈歩になると3節が維持できなくて4節になりやすかった馬は、駈歩運動でのい持続性が悪く、追い鞭で叩き続けなければいけない。
乗って踏み込み不良を感じる馬は、調馬索を廻していても段発を感じないし、ちょっとした事で踏歩変換して不正駈歩に逃げる。
要は乗って感じた違和感が見事に調馬索の運動に反映されているのです。

方や運動していて楽だな~と感じる部分は、やはり心地よい調馬索作業が継続できている。


調馬索運動、侮るなかれ。凡人には力強い味方!!
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