サジッタ&清史郎の部屋

相棒3頭と暮らす馬日記

蹄油あれこれ

2005-04-19 23:46:23 | 庄原TRF
私は高価な蹄油を使いません。何故使わないかというと、基本的に安価な物との差を信用していないからです。
外国製のクリーム状の物を大事に使われる乗馬クラブの自馬会員さんが居られますが、良いな~なんて思ったことはありません。

装蹄師さんに聞いても、差は感じないと仰いますし、F永大先生が教えてくださった蹄油の作り方は私が使っているものと全く同じでした。
私はモクタールと普通のサラダ油をポリタンクの中でミックスして使っています。学生時代に蹄叉腐乱の治療にモクタールを脱脂綿に染み込ませて患部に詰めていたのですが、そのモクタールを食用油と混ぜれば絶対に間違いないと思ったのです。
モクタールは500ccで700円ほど。サラダ油はスーパーで2ℓ300円くらいです。モクタール1本を6ℓほどのサラダ油にミックスしますから、非常に安価です。
この蹄油を使ってかれこれ8年になりますが、全く不自由を感じません。というより、爪の関係でトラブルがあったことは有りませんし、とても硬くて丈夫な爪だと思っています。爪が硬くなることは、馬房掃除をきっちりとやって、いつも乾燥した馬房になっていることと関連があると思います。むしろ乾燥し過ぎているかも知れません。

今回、蹄壁下部が弱くなり、ボロボロ感が通常より強くなった馬が居て、初めて高価な蹄油を使用しました。これもわざわざ購入したものではなく、知り合いから頂いて大方2年ほども投げていたものです。
効能書きには、クリーム状で浸透性が良く蹄壁の潤い感を保ちます、とありました。まあ、大抵の高級蹄油には同じことが書かれています。

でも、少し見直しました。今朝装蹄をして、11時頃に蹄油を塗ったのですが、夜飼いの時に見ましたら同じ時間帯に蹄油を塗った他の馬より蹄壁のしっとり感が確かに違う・・・。
蹄壁の状態が改善するまで、しばらく使ってみようと思いました。

まあ、蹄の治療薬的な扱いです。これは人間でも言えるのではないでしょうか。
若々しいピチピチの女の子なら肌の手入れはほったらかしでも構わないけど、曲がり角を何度か曲がったご婦人は、コラーゲンのたっぷり入った基礎化粧品を使わないと皮膚の潤いが・・・、です。
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