サジッタ&清史郎の部屋

相棒3頭と暮らす馬日記

踏歩変換

2005-05-04 13:21:05 | コーチとして
今日自分で乗っていて思ったのですが、びわチンに教えていた扶助と自分の実際の扶助は違うぞ、と。

昨日までは、首を振る~新内方脚を出す だったのですが、実際は最後の一歩で脚位置を新手前にスライドさせ首を振らせる(新内方姿勢の要求)のは最後だと自分で気づきました。

早速びわチンに指示してやらせて見ますと、今日の指示の方がきちんと出来る。
ただし片方の手前だけ。
右~左は100%出来ますが、左~右はやればやるほどダメになる。しかし、これには明快な理由があります。
びわチンの重心が平素から完全に右に寄れていて、左駈歩をしていても重心は右に傾いている。だから正しい左駈歩になってなくてバラバラの状態なんです。
バラバラの駈歩から正しい踏歩変換が出来るはずもなく、です。
徒歩変換するためには、正しいシートの確立が必要で、結局基礎トレーニングに戻る訳です。

基礎のチェックは疎かになりがちですから、自分で自分の状態を判断する指標的なことをアドバイスしました。

でも、片方だけでも100%出来るようになったのは大進歩。目指すは来年の馬場クイーンですから。
馬術部の部員で踏歩変換を経験して卒部できる子が何人居るだろう。
ここ10年でも、清薫・清志・シャウムローレまでが完全な踏歩変換をする馬で、ヴェルランド・清雷は不完全な状態。
狙って、自分の意志で馬に完全な踏歩変換をさせる。乗馬の領域から馬術の領域へステップUP だね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

肩だるい、背中張る、太腿つけ根筋肉痛

2005-05-04 09:21:16 | 庄原TRF
Hさんのサクセスが来週試合で、出来るかどうか判りませんが、試合前の調整をお手伝いしています。
今朝で3鞍乗りました。いつも折り返しを付けて乗っておられる為か非常に巻き込み易く、首が伸びません。昨日、左右の柔軟性が良くなったこともあり、ハミを一番ノーマルな物に変えて今朝は乗りました。
きついハミからノーマルに変わったことにより、ハミに出て行っても不快でないことを馬が理解したのでしょう。運動後半からハミが重くなってきました。ハミが重いということは、支点がしっかりし始めたことで好転でしょうが、その分しっかり肩・肘・背筋を使い、騎座もしっかり起こして推進しないといけないから、本当に全身運動です。
運動後の感想は、心地よい疲労なんてものではなく、熱が出そうです。

でも、びわチンが練習に来ているし続けて清史郎の2鞍目。
清史郎だけ乗っていたら感じませんが、清史郎はサクセスに比べたら・・・、しょぼい。
サクセスの6割程度の力で乗れます。という事は人間に余裕を残して馬と対峙ですから、楽です。
だから馬は悪さをしない、出来ない。
これは私と馬に対してのサクセス効果です。


サクセスを調整しながら思うことは、中間・伸長速歩の状態です。
審判講習会などの資料に、尋常・収縮・中間・伸長と馬体のフレームの変化や、頭頚の角度を図示したものがあります。
だから中間・伸長運動では拳を前に出して馬の頭頚を前に出すのが正しい・・・はず。
でも、アテネ五輪のDVDなど観ていると考え方が違うのではないかと思い始めました。
収縮~伸長運動でも、フレームを伸ばすことなく、頭もかなり高い状態ですが、収縮運動で上方へ弾んでいたエネルギーを前方へ爆発させる感じで、むしろコンタクトをきつくしている様に見えます。私の理解が浅いからそのように見えているのかも知れませんが。
だから、今私は、中間運動でもハミは譲りません。ハミを譲ってもフレームが伸びずまとまったままで、馬が開かない状態になれば感覚は変わるのかもしれませんが、今は譲る時期では無いと確信しています。
サクセスで勉強させて頂いた事は、自分の馬と学生にきっちり還元できると思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする