庄司卓完全攻略ブログ

作家庄司卓のブログです。
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『Infini-T-force』第八話

2017年11月29日 23時52分24秒 | Anime・特撮
こちらも二週間遅れとなります( =゚ω゚)ノ。

さて、Zの口から明らかにされた世界の真実。全てはエミの父であるZが、娘を守るためにしでかした事だったわけですな。
「ケース」はエミから再びZの手に。その為か、一度は消えてしまったエミの友人マリアも復活。
「ケース」を狙う敵から狙われることもなくなり、普通の女子高生として生活に戻るエミ。しかし自分が無事に生きてるという事は、またZがどこかで世界を滅ぼしているわけでもあり、エミとしては複雑。しかし見たこともない、認識のしようもない世界が、自分のために滅びていると聞いても、エミとしてはピンと来ないのも事実ですよねえ。もっともマリアを含めた友達とは、また昔のように接する事が出来るようになったのも、またエミの成長。健たちヒーローの存在から「自分は一人だけで生きてるわけではない」と悟ったのでしょうね。だからこそ余計に納得がいかないのでしょう。

健と相対するZは、自分の肉体はすでに滅びており、今の自分はエミを救おうとする意識の塊だと告白。
これはあれですな。Zもいわば亡霊、怨念のようなものですな。前クールのアルタイルさんみたいなものですな。
そのZに対して、自分ならエミも世界も諦めないと断言する健。だからこそのヒーローですが、しかし普通の人間ではなれないのがヒーロー。何の力もない普通の人間ならばどちらかを諦めてしまうのが常です。そうなると「諦めない心」を持ったヒーローではない、「容易に折れやすい心を持つごく当たり前の父親」の手に「ケース」が渡ったのはどのような運命のいたずらか。それともこれ自体が何かの陰謀なのでしょうか。
「大いなる力には大いなる責任が伴う」とは『スパイダーマン』の言葉ですが、誰もが大いなる責任を負う事は出来ない。ならばそんな人間に大いなる力が持たされたら、その人間は悪と呼ばれるしかないのか。大いなる責任を負う覚悟があるにも関わらず、大いなる力を得ることが出来なかった人間は、ヒーローたり得ないのか。
そう考えると中々深いですな。

「ケース」に触れていたため、元から持っていた鉛筆を介在してエミ自身の力も発動。ラジャ・カーンの元を訪れたエミは、カーンも父と自分の擦れ違いに気付いていた事を知ります。いずれこの結界を脱出して、自分なりに生きるというカーンに、エミの能力が発動。
一方、ヒーローたちは再びエミを狙うベル・リン強化形態と対峙。

さてさて、カーンに続いてベル・リンも復帰とややこしくなってきましたねえ。デミさんも復活するのかな。その際は元のヒーロー形態を見たいものです。

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