庄司卓完全攻略ブログ

作家庄司卓のブログです。
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『機動戦士ガンダム 水星の魔女』第一話

2022年10月08日 04時23分55秒 | Anime・特撮
さて、始まりました。百合百合で学園もののガンダム。しかし百合百合と言っても女子校じゃ無いのね。この辺、いささか詰めが甘いような気がします。

学園ものでバトルファイト(笑)をするとなると戦闘をどう処理するのか。同じサンライズ作品で百合百合で学園ものでバトルファイト(笑)した『舞-Hime』では、異能力バトル。まぁ要するに『ジョジョの奇妙な冒険』のスタンドバトルのように一般人には関与できない(『舞-Hime』は最終的に民間軍事会社や秘密結社、コングロマリットも参戦してきましたが)形式が多いですな。

なんとそれを「生徒同士のMSによる決闘」で、その決闘を管理する「決闘委員会」なる組織があるという、脳筋というか、1970年代雁屋哲・池上遼一コンビの作品を思わせる、力尽くの解決法! 「嫌いじゃ無いわ!」

ネットでは『少女革命ウテナ』を思い出すという声が多かったのですが、私はむしろ同時間枠の『スタードライバー 輝きのタクト』を連想しました。考えてみれば『水星の魔女』同様、主人公が転校してくるのも同じか。

MSが発進する時に使う、カーゴもなんか綺羅星十字団の使う電気棺を思い出します。って、改めて書くと『スタードライバー』の用語センスは凄いな(^^;。

アスティカシア高等専門学校に転校してきた主人公スレッタ・マーキュリーは偶然ミオリネという女子生徒を助け、彼女に横恋慕している上級生のグエルを自分のMSガンダムエアリアルで瞬殺。
この学園では手に入れたいものはすべて決闘で手に入れるのがルール。ミオリネは自分の婚約者と主張するグエルぱいせんをぶっ倒してしまった都合上、何とスレッタはミオリネの婚約者に……!

スレッタさん、一話で嫁ゲット! ドモンが一年掛けて、三日月が休止期間を含めて一年半掛けてやった事をたった一話でやってのけました(^^;。

さて、ちょっと気になるのがミオリネの行動。冒頭でガンダム世界で言う所のノーマルスーツ、いわゆる普通の宇宙服だけでコロニーから逃亡を図り、グエルぱいせんとの決闘ではスレッタに無断でガンダムエアリアルに乗って自分から出撃。
……これ、事実上の自殺じゃね? という指摘がネットで有り、なるほどと思いました。
この時点でミオリネはかなり自暴自棄になっており、グエルと結婚させられるなら死んでやる。自殺だとあれこれ面倒なんで、事故死に見せかける。特に決闘によりグエル自身の手に掛かって死ねば、さぞかし後味も悪かろう……!

なんて算段だったのではないかと。そこにスレッタが登場して、圧倒的スペックの差でグエルのMSディランザを瞬殺。これはしばらくスレッタを後見人としても良いかも知れないという所でしょうか。

そしてそのスレッタ。PROLOGUEでは「エリクト・サマヤ」と名乗っていたはずですが、果たして本当に同一人物なのかどうか。主題歌「祝福」の為に書き下ろされた小説は、MSガンダムエアリアルの一人称ですが、エアリアルは終始スレッタと呼んでおります。またエアリアルに寄れば「スレッタは4歳の頃から(内蔵の)ゲームで遊んでいた」。これがPROLOGUEで、4歳のエリクトが四機のMSを撃墜してしまった事とどう掛かっているのか。
正直エアリアルの一人称もどこまで信じられるか分かりませんな。

まぁ敵陣に乗り込むのですから、馬鹿正直に本名なのるわけもないですが、一方、指紋、虹彩、DNAなど生体データも保存されていそう。そうなると偽名だけで騙し仰せるのかという疑問もあります。

すると個人的に推したいのが。
PROLOGUEに登場したガンダムルブリスを、再起動実験した際に本物のエリクトはルブリスのガンドシステムに取り込まれてしまった。
ではスレッタは何者かというと
PROLOGUE時点でエレノアさんは妊娠していた。つまりスレッタはエリクトとは5歳下の妹
さらに外道(^^;に行くなら
スレッタはまったく見ず知らずの孤児。エレノアが適当な孤児を拾って復讐の道具に仕立て上げた。
これなら生体データもエリクトとは一致しませんからねえ。

いや、母エレノア、娘エリクトとくれば、MSエアリアルの方が名前の韻を踏んでいる。何か意味があってつけた名前では無いかと思いまして。
そうなるとエリクトを取り込んでしまったルブリスをエアリアルと改名したというのはありそうだなと。

取りあえず作画も良好。掴みもOKなので楽しみに見られそうです。分割2クール予定ですが、間に休止期間を入れるとなれば、好評ならば延長も見越しているような気もしますね。

1 コメント

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Unknown (mash)
2022-10-10 21:49:59
「ネットでは『少女革命ウテナ』を思い出すという声が多かったのですが、私はむしろ同時間枠の『スタードライバー 輝きのタクト』を連想しました。」

なるほど。
σ(゚゚)は録画したものを後から見たので、「少女革命ウテナっぽい」という評判を聞いていたためか、「そんなに”ウテナ"か?」と思いました。
表のストーリーはたしかに”ウテナ”なんですが、内実はかなり違うかな、と。
そういう意味では「スタードライバー」のほうが近い、というのはあたっているかもしれませんね。
ただ「少女革命ウテナ」で「アンシー」が「魔女」と呼ばれるエピソードはたしかにあったなと思い出しました。

「すると個人的に推したい(後略)」
(^^;;
実はオープニングのPVを観て、σ(゚゚)も”主役”、子供時代とメインストーリーで別人格なんじゃないの? と感じまして...(^^;;
まあPVの演出ではありそうな描写ではあるんですが...

では、おじゃましました。( ^^)/
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