庄司卓完全攻略ブログ

作家庄司卓のブログです。
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『機動戦士ガンダム 水星の魔女』クワイエットゼロで妄想してみた 2

2023年05月18日 03時31分00秒 | Anime・特撮
#4:ミオリネは幼少時にデータストームに飲み込まれた経験がある?
4-1.ヴァナディースの惨劇を逃れたエルノラは水星に潜伏。幼いエリクトは水星の環境に適応できず日に日に弱っていくだけ。しかしエリクトはパーメットスコア8に達していた。そこでエルノラはやむなくエリクトの意識を一時ルブリスに転送する。

4-2.ヴァナディース機関壊滅後もデリング、ノートレット夫妻はクワイエットゼロPLAN-Aの研究を続けていた。パーメットスコアが上昇しないように慎重に研究を進めていたが、ある日、偶然パーメットスコアが9に達してしまい、見学に来ていたミオリネが巻き込まれ、データストームの向こうに意識を飛ばされてしまう。

4-3.エルノラは遺伝子操作で水星の環境に適応させた新しいエリクトの肉体(後のスレッタ・マーキュリー)を用意して、エリクトの意識をルブリスからサルベージしようとするが、うまく行かない。失敗の度にエリクトの意識のダミーデータが生まれてしまう(それがエアリアルの中の『エリクトたち』)。
そんな中、エルノラは風の噂でデリングの娘がデータストームに飲み込まれたと聞く。

4-4.エルノラはプロスペラ・マーキュリーを名乗りデリングに接触。ミオリネサルベージの助力を申し出る。単に好意からではなく、エリクトサルベージの為の実験データを欲しての事。
プロスペラの協力で、幼いミオリネは自我が発達しておらず、その為サルベージを受け付けないと推測。そこでミオリネに近しい肉親がデータ化して呼びかけるという方策がとられる。結果的にミオリネの母ノートレットがその役目を引き受け、ミオリネの意識は無事にサルベージされるがノートレットは死亡する。

4-5.娘と引き替えに妻を失った事で、デリングはやはりクワイエットゼロは禁忌の技術だと確信。自分も含めたすべての関係者を処分して、クワイエットゼロを闇に葬りさろうとする。
プロスペラはこの時点で初めてクワイエットゼロPLAN-Bの全容を知る。そこでエリクトのサルベージから、自分も含めた人類をすべてエリクトのいるデータストームの彼方に送り届ける決心をする。

4-6.デリングは元ヴァナディース機関職員が多数ベネリットグループや他の機関に潜んでいる事を知る。それをすべて暴き出すにはプロスペラの協力が必要。
プロスペラもクワイエットゼロPLAN-B実現の為にはデリングの協力が必要。
両者は互いの目指すところがまるで違う事を承知で、当面の目的のために協力し合うデリングとプロスペラ。

考察-4:16話のラストでミオリネにも出生の秘密が? と指摘する声があったので、取り入れてみました。あれは単に「プロスペラから見て仇の娘」という意味だけかも知れませんが。ただ1話でまがりなりにもミオリネがエアリアルを(エリクトから拒否されずに)操縦できた。そして17話でミオリネの意図を察したように、シャットダウン直前にエリクトが「御免ね」とスレッタに言うシーンなど、どうにもエリクトはミオリネと劇中の描写以上に面識(?)があるのではと思わせる点が見られます。
すると幼少時、特に母ノートレットの死に関してなにかあった。ミオリネがデータストームに巻き込まれ、それを救う為に母が身代わりになったと考えると自然(笑)ではないかと思いまして。
ミオリネは覚えてないかも知れませんが、エリクトはデータストームの向こう側で一度ミオリネと会っていたという事になりますね。
ちなみにデリングの元でパーメットスコア9を出した被験者がソフィやノレアの親だと、またまた因縁ができますな(^^;。ついでにフォルドの夜明けのバックもデリングで、クワイエットゼロ関係者が一堂に会した時に襲撃させるつもりが、シャディクの余計な行動でそれが早まってしまったという推測も面白いかも。

#5:スレッタ・マーキュリーとは何者か? なぜアスティカシア高専に来たのか。
5-1.ルブリスに転送したエリクトの意識をサルベージする際、新しい肉体として用意したもの。つまり依り代。ヴァナディースの惨劇の際、エルノラは妊娠していたのか、あるいはクローンなのかは現時点では不明。
クワイエットゼロPLAN-Bを実現するためには、エリクトにパーメットスコア10を出してもらわなければならないが、自我が幼い為、そのままでは無理。なので妹スレッタの面倒を見させて、エリクトの自我の発達とパーメットスコア上昇を画策した。

5-2.アスティカシア高専に来たのは、まずプロスペラが表向きデリングに「自分が望んでいるのはエリクトのサルベージだけ。それにはスレッタを学園で成長させて(ノートレットのように)エリクトへ呼びかけさせる」。つまりクワイエットゼロPLAN-Bには関心が無いと示すため。しかし実際にはクワイエットゼロPLAN-Bを実行させるために決闘を行い、エリクトの成長を促す目的。

5-3.デリングは自分も含めたクワイエットゼロ関係者をすべて処分するつもりで居たが、それではミオリネが虐殺者の娘という汚名をかぶってしまう。そこで実行は、ミオリネを結婚させて後見人が決まってからと決めていた。
スレッタが転校初日でホルダーになったのはプロスペラも予想外だっただろうが、露骨にガンダムと分かるエアリアルを持ち込めば決闘に巻き込まれるのは必至。スレッタとエアリアルならいずれホルダーとなりミオリネの婚約者になれる。
そうすればデリングがクワイエットゼロの関係者を処分する日時がある程度は測れる。

考察5:プロスペラとしてはデリングにクワイエットゼロ関係者を処分されると詰むわけです。しかしデリングが本心をプロスペラに話すわけも無く、タイミングを計るにはスレッタを転入させミオリネに近づくしかなかったわけですな。
デリングは本音ではミオリネの婿にはグエルが相応しいと考えていた節がありますが、スレッタがホルダーである限りは、関係者の処分は行わない。処分を始めるとしたら、裏から手を回してでもグエルに勝たせて、強引にミオリネとの結婚を確実にするだろうと踏んでいたかも知れません。
もう一つ推測すれば、スレッタはパーメットスコアが上がらない特異体質。仮に全人類がデータ化されても、スレッタだけは残る為、人類は滅亡した事にならない。スレッタを参考にしたクローンを量産すれば、デリングを説得できるとプロスペラは考えたか?

#6:それでこれからどうなるのよ? 展開予想
デリング死亡でミオリネが父の意思を継ぎそうなんですよね。
つまりミオリネがプロスペラのクワイエットゼロPLAN-Bを阻止する為、ヴァナディースの惨劇を繰り返そうとする。そしてエアリアルもそれに協力する。スレッタはグエルやエランs、地球寮の仲間と共にミオリネを止めようとする。
そうすると第二期二枚のキーヴィジュアルの説明がつきます。
一枚目はミオリネとエアリアルが同じ画面右を向き、スレッタは身体は左に向けて顔は右。ミオリネとエアリアルがスレッタの為に、彼女から一旦離れ、行動を共にする示唆に見えます。
また二枚目は落ちていくミオリネとエアリアルにスレッタ、グエル、シャディクが手を伸ばすヴィジュアル。
形としてはミオリネ、エアリアル闇落ちで、それを必死に救おうとするスレッタ、グエルになりますかね。スレッタ闇落ちと見せかけて、闇落ちするのはミオリネとエアリアルかもという推測です。
もっともミオリネとしては覚悟の行動ですから、心底闇落ちではありませんが。
話題のガンダムシュバルゼッテですが、現状スレッタが乗る可能性が高いと思います。この展開なら、ミオリネを止めろとグエルからエアリアルのデータを反映した新型機としてスレッタに渡ってもおかしくありません。
シュバルゼッテは意訳すると「まがい物の女(娘)」というような意味だそうですが、クライマックスでスレッタがプロスペラに向かって
「お母さんにとっては、私はまがい物の娘かも知れませんが、私にとってのお母さんはあなた一人です!」なんて言ってプロスペラが改心する(エリクトとの再会を諦め、その死を認める)展開かも知れません。
まぁガンダムなので、最後に誰かぶん殴らないと収まりがつきませんが(笑)、殴られ役はシャディクかなあ(^^;。


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