庄司卓完全攻略ブログ

作家庄司卓のブログです。
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『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』第49話

2017年03月30日 23時59分01秒 | Anime・特撮
今回のラストシーン。クリュセのダウンタウンにアトラと一緒にいるクーデリアを見て??
あれ、クーちゃんさん。逃げちゃうの? ハシュマルくんの時はクリュセから逃げないと頑張っていたのに。
で、ふと考えた。なぜクーデリアが逃げるのか。ノブリスが監視しているらしい。ノブリスはラスタルと繋がってるので、クーデリアも危ない。……あれ(;´Д`)? するってぇとアレかい。オルガが殺されたストーリー上の都合って、ひょっとしてクーデリアをクリュセから避難させるためなのか? ううむ……(;´Д`)。

まぁそれはさておき、この作品。始まった時から幕末から明治維新がモチーフではないかと言われてますな。いまだにこのブログへ「鉄華団 新撰組」で検索してくる方もいらっしゃいます。
仮に幕末、維新がモチーフだとしたら、着眼点は面白いと思います。ええ、あくまで着眼点だけは、ですが。
古い体制を倒して新たな社会を築こうと持ち出してきたのが、倒すべき体制よりも遙かに古い権威。
そして志士と呼ばれる人々も、誰もがみな高邁な志を持っていたわけでもなく、ただ単に他に行くところがない連中が、居場所を求めて暴れ回っていただけ。
援助していた人たちも然り。自分に利益がないと見れば、さっさと手を引いてしまう。
こういう視点からの幕末維新を描くと、なかなかシニカルで面白い作品になりそうです。
まああくまで幕末維新を描いていればですが(^^;。
あくまでこの作品は『ガンダム』。そして舞台は未来の火星。幕末から明治維新への歴史的推移は誰もが知っていますが、フィクションである以上、なかなか「斬新な着眼点」とはなりませんねえ(;´Д`)。
それに幕末維新では、倒幕派が勝っちゃいましたからね。この作品だと倒幕派はマクギリスであり鉄華団であり……。あと一話で大逆転勝利とはなりそうにないですねえ(;´Д`)。

しかしガエリオくん。「俺を見てくれーッ!」と言っておりますが、貴方もマクギリスを全然見てなかったと思うのですが(;´Д`)。なんでしょうな二人の関係。これが「戦うことでしか俺たちはわかり合えない」という関係だったら、燃える展開なのですが、どうにもすっきりとしないというか。ガエリオの方も「俺の考えた超カッコイイ親友のマッキー」をマクギリスに押しつけていたような気もします。これではヤンデレと言われても仕方ないですねえ(;´Д`)。

ハッシュもここで退場か(;´Д`)。三日月との間に徐々に醸し出されていく先輩と後輩の関係はなかなか良かったのですが。ファースト『ガンダム』のいわゆる冨野メモによれば、打ち切りにならなければアムロに部下が付いたものの、途中で戦死。アムロのさらなる成長の切っ掛けになるという構想があったそうですが、ハッシュはそのオマージュでしょうか。それにしてももうあと一話では三日月の成長の余地もないようですねえ(;´Д`)。
三日月と言えばオルガの想いを継ぐと宣言する辺りは熱くて盛り上がったのですが、いかんせんあと一(以下略(;´Д`))。惜しむらくはせめて二期序盤、おそくても中盤くらいまでには見たかった展開です。

さてジュラルミンジュリエッタの出撃を見送ったラスタルさん。ヤマジンさんと何か企んでいる様子。

この辺を中心に最終回の展開をつらつらと考えてみます……。こんなんどうでしょう。

以下、妄想入ります゚Д゚)ノ
アトラやクーデリア、他のメンバーが脱出した事を確認する三日月。そこへ襲いかかるジュリエッタの部隊。さすがのミカとバルバドスも矢尽き刀折れた状態。
ジュリエッタ「やりましたよ、ラスタル様」
ラスタル「よくやった。ジュリエッタ。これでお前は救国の乙女だ」
ぽちっとな(どかーん)
ジュリエッタとその部隊には自爆装置が仕掛けられていた。バルバドスと共に爆煙に消えるジュリエッタ。
ラスタル「革命の乙女クーデリアに対抗するには、救国の乙女が必要。その為にジュリエッタを育てていたのだ」
ガエリオ「貴方のような人がいるから、俺は……俺たちは!」
ラスタルを射殺するもアラヤシキの使いすぎで命尽きるガエリオ。
ガエリオ「マクギリス……お前の言うとおり、俺は騙されやすいようだ……」

新たなギャラルホルンの頭領は、皆さまご期待のイオク様!
ご期待通りイオク様の活躍で、ギャラルホルンはあっという間に崩壊。真の敵はマクギリスでも鉄華団でもなく、無能な身内だったのだ。

クーデリアは鉄華団の真実を世に広めたいとペンを取り回顧録を出版。それは大ベストセラーになるが、鉄華団の姿は曲解され、単純な英雄として解釈されてしまった。
掌を返したノブリスや、うまく立ち回ったトドのオッサン、ザックの手により、クリュセ市のど真ん中には悪趣味な鉄華団の銅像が建てられる。
クーデリア「私が伝えたかったのは、こんな事ではなかったのに……」
嘆くクーデリアの横では子供が母親に尋ねていた。
子供「ねえ、お母さん。お父さんたちは英雄だったの?」
母親「ううん、英雄なんかじゃない。みんなと一緒に笑い会える幸せを求めていた、ごく普通の人だよ」

一方、傷心のイオク様も密かに火星を訪れていた。我が身を振り返り、ふと仇敵バルバドスとそのパイロットがどうなったのか気になったのだ。
ようやくある農場の片隅に、ボロボロになり放置されていたバルバドスを発見するイオク様。そのコクピットに繋がれたままの男に尋ねる。
イオク様「また世界に戦乱が起ころうとしている。その時、貴方は戦うのか?」
男「興味ないね。もともと戦いは嫌いなんだ。それに今はここが俺のいる場所だ」
イオク様「しかし世界には、貴方の力を望む人々が……」
男「うるさい……失せろ、殺すぞ」
以上、妄想終わりました゚Д゚)ノ

しかしまぁ、今まで色んな『ガンダム』を見てきましたが、これほど最終回の予想が付かないのは初めてです(^^;。

4 コメント

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Unknown (nisi)
2017-03-31 08:28:09
マクギリス君がっかりだよ。
バエルと青年団以外、何にも用意してなかったのかい。
隠し戦力はともかく、せめて最後にギャラルホルンの隠してきた事を、世間に発表するくらいはすると思っていたのに。

そしてオルガがここで退場とは。
第3シーズンが無いということですかね。
これでは鉄華団は「逃げて終わり」で、残り放送を考えると、目標の地へは辿りつけなかったという事になりそう。

そしてハッシュが死ぬのは意味あるんかなあ。
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メイスマスターミカ (x)
2017-03-31 16:24:15
槙島聖護の側から見たサイコパスの物語というか
連邦に挑んで踏み潰されたアクシズ(第一次ネオジオン)側の物語というか。

マ「バエルに何か特殊の機能があると思っているようだが別にないぞー」
マ「そして地下にMAが埋まっていることもない」
クー「生き別れた兄がいたような気がしましたが、別にそのようなことありませんでした」
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Unknown (KiRiNaMi)
2017-04-02 08:40:53
・・・クルーザー爆発!
上半身はバエルのままかー、下半身はどうだー (*・ω・)
バエルのままだー! ( Д ) ゚ ゚
マクギリスはアグニカに影響されてるのか、最後まで猪突猛進でしたね……。

ガエリオは結局のところ私怨ですから
すべての台詞が軽いというかなんというか、心に響かないです。

そしておやっさんが着実に死亡フラグを建設中でつらいッス。
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Unknown (comings)
2017-04-02 16:38:41
マクギリスが死んで予想は大ハズレ、こっぱずかしい。これで上手く立ち回れる人間は消えてしまいました。となると戦う以外に生き方知らないような残留組は(ほぼ)全滅エンドでしょうか。

良く言えば(他に手段が無かった?とはいえ)なりふり構わず現状を破壊しようとした彼らは否定されるべきだが不幸でも何も遺さなかったわけでもなかった、とかいう話で〆られるのでしょうか。


しかしまあフレンズに比べてなんだこの様は!等と1月の時点では誰も予想しなかった方向からのクレームまで付くようになってしまいました。

正直随分前に真面目に見るの止めてて気持ちは醒めているので、なんというかその、ここまで言われて逆に可愛そうになってきました。



>なぜクーデリアが逃げるのか。

アトラとお腹の子の面倒見ることまで考えて母性が勝ったんでしょうかね。



>この作品だと倒幕派はマクギリスであり鉄華団であり……。

現状を強引に維新に当てはめてみますと機を窺っていたようにも見えるアリアンロッドが薩摩長州といった雄藩という解釈もできなくなはないでしょうか。錦の御旗をかかげたマクギリスに“朝敵”扱いもされましたし……となると維新の英傑にイオクとか入っちゃうのでやっぱしっくりこないですかね。


>オルガの想いを継ぐと宣言する辺りは熱くて盛り上がったのですが、


マクギリスとガエリオが最後に会話するシーンとかでも部分部分、セリフだけとか切り取ってみると胸を打つものがあったりするんですがねえ。そこに至るまでがどうも粗を隠しきれてないですかねえ。
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