庄司卓完全攻略ブログ

作家庄司卓のブログです。
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『輪るピングドラム』第17話

2011年11月09日 23時31分01秒 | Anime・特撮
ふと気がついたのですが、新OP最後の眞俐と帽子様。眞俐が後に手をついてリンゴの上に座っているのに対して、帽子様は足を組んで顎に指を当ててますな。こういうとなんですが眞俐の方が女性的、帽子様の方が男性的なポーズに見えるのですが、これも何か意図が隠されての事ですかねえ。こういう所まで気になるのがこの作品の悩ましいところです(^^;。

視聴者には二週連続でしたが冠葉、晶馬にとっては久々の生存戦略。冠葉に「苹果の日記が本当にピングドラムなのか?」と問い詰められて「内緒だ」と誤魔化す帽子様。
以前から言われてますがやはり帽子様も何が本当にピングドラムなのか知らないのか。あるいは知ってて誤魔化しているのか。あるいはそもそもそんな物は存在しない事を知っているのか。
しかし今になってみると冠葉と晶馬の双子の兄弟というのは有る意味、ミスリードでしたな。最初の頃は冠葉、晶馬とも妹である陽毬に恋心を抱いているかと思っていたのですが、どうやらそれは冠葉だけのようです。そうなると毎回、晶馬だけがボッシュートされる理由がわかります。
俺じゃ駄目なのかという冠葉に帽子様は「ピングドラムとはお前の……」と言いかけましたが、果たして。冠葉の想いそのもの、冠葉と陽毬の子供(!)なんてのも考えましたがはてさて。

Bパートは病室を抜け出した陽毬の捜索。陽毬が「眞俐先生に許可を貰った」と言っているので、これは眞俐が意図的に仕組んだ事か。ウサギをグルーミングしながら「戦争が始まる」という眞俐の真意や如何に。

ゆりは高倉家を許せないと言いますが、この前苹果を助けに来た晶馬をスルーしていたのでの、これは正直、唐突に感じました。
一方、許そうとゆりに言いながら、ラストシーンで陽毬と苹果に「高倉家に罰を与える」と言い出す多蕗は、ここまで担任でありながら高倉兄弟とは余り会話がなく、言われてみればやはり何かわだかまりがあったのかと思いました。

なんだかんだいって多蕗とゆりは、苹果がやっている「プロジェクトM」で桃果が復活する事に期待して、敢えてそれを看過していた。苹果が晶馬に心引かれてそれを断念した事で、実力行使に及んだというわけですかね。

それにしてもゆりはあの妙な銃(?)はどこで用意したんだ(^^;。真砂子は夏芽財閥で作らせたとも考えられますが。やはり女優だからそれくらい朝飯前なのか(笑)。

次回予告だと苹果と陽毬の二択。どっちか死にそうですね(;´Д`)。
罰というのは冠葉が陽毬を失うと見せかけて、晶馬が苹果を失う展開かも知れません。
多蕗が高倉家に敵意を抱かなかったのは、彼等が三人身を寄せ合って暮らしていたから。
しかし晶馬には苹果という家族以外の大切な人ができた。それならば罰を与えなければという事かも……。

そういえばチャットしている時、陽毬が桃果の生まれ変わりかもという指摘がありましたが、それもありそうですねえ。周りはまだ誰も気がついていないとか。
あとこの記事を書いていて気になった事が一つ。
「眞俐」=「まり」と読めますよね。
陽毬=HIMARIからHとIを取ってMARI=眞俐。
Hは陽毬が友達と一緒に作るはずだったトリプルH。そしてIは「わたし」?

桃果が眞俐と同じ力を持った人間で、日記の力で生まれ変わった後、眞俐に「H」と「I(私)」を加えて陽毬という名前になったとか?

う~~ん、さすがに深読みしすぎかな(^^;。まぁこういう妄想ができるのがこの作品のらしいところですが。