庄司卓完全攻略ブログ

作家庄司卓のブログです。
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『ギルティクラウン』第四話

2011年11月08日 22時35分42秒 | Anime・特撮
しかしまあこの作品、妙な名前のキャラクターが多いなあ(;´Д`)。
最後の方で「こんな珍しい名前の人間ばかり集まるわけないでしょ」なんて突っ込みが来ない事を祈りますが(^^;。

その妙な名前のキャラ筆頭、嘘界少佐。これは結構、面白いキャラですな。嘘界さんが意外と作品の成否の鍵となるかも知れません。
マッドサイエンティスト気質でありながら、集に揺さぶりをかけるなど結構強かな所もありますな。
谷尋はドラッグの売人で自分はジャンキーじゃなかったわけですな。その割には前回、集との会話で結構コンプレックスがあるような事を言っており、それが麻薬に手を出した理由かと思っていたのですが。
アポカリプスウィルスに感染した弟の為に麻薬の売人をやっている谷尋ですが、何か『輪るピングドラム』の冠葉を思わせる設定ですな。
アポカリプスウィルスの感染が進んだ状態が、ヴォイドを取り出した状態に似てますが、やはりこのウィルスは「人間の精神を形にする」事が出来るものの、適性がないと死亡してしまう。適性者を捜すのが面倒な為、意図的にウィルスを漏洩させてパンデミックを引き起こし、生き残ったものを候補として確保するつもりだったという事ですかねえ。
そう言えば『ジョジョの奇妙な冒険』でもウィルスが鍵になって後天的なスタンド能力者を生み出すなんて設定がありましたが、案外元ネタはこの辺でしょうか。

それにしても涯が何をどこまで読んで作戦を立てていたのか気になります。
同志の木戸を救出する為、敢えて集が捕まるのを看過していた所までは確かなようですが、ひょっとしてその以前から読んでいたのか。あるいはそうなるように仕向けていたのか。
谷尋が六本木に来て集を目撃したのも偶然ではなく、涯がそのように取りはからっていた可能性もありますな。
木戸から取り出したヴォイドが重力操作と分かっていたと言う事は、涯はヴォイドの形だけではなく能力も分かるという事か。人間の精神がヴォイドの形、能力に反映されるのなら、涯はそこからある程度、相手の考えを読み取れるわけで、葬儀社のリーダーやれているのもその能力の為かも知れませんな。

単身いのりが集救出に向かったシーンをみると、やはりこの子はただの人間では無さそうですね。戦闘用ヴォイドを生み出すために作られたという所ですかねえ。

結局、集はいのりだけを信じ、嘘界から渡された発振器を持って葬儀社に。
公式サイトの予告編を見るとしばらく葬儀社と行動を共にするようですな。
実は今回の戦闘のあおりをくらって谷尋の弟が死亡。嘘界少佐が取りはからって学園に復帰したものの、谷尋から付け狙われるなんて展開も想像していたのですが。
しばらくは葬儀社回りの設定やキャラ紹介になりそうですね。