『機動戦士ガンダムAGE』第六話

いやあ、今回は今までにもまして突っ込み所満載の展開でしたなあ(;´Д`)。
冒頭、外出許可を貰ったといってウルフさんが軍の装備品であるジェノアスカスタムでモビルスーツ鍛冶の所へ出かけ、まだ所有権は曖昧っぽいけど軍の管理下にあるガンダムの写真を勝手に見せて、これを越えるものを作れととか。これだけでもあれなのに、グルーデックさんも行き先を告げずに勝手に外出。フリットはケンカしてディーヴァから出て行ったエミリーを追ってコロニーファーデーンの市街地へ。そしてフリット曰く……。
「ＵＥのせいで外出禁止なのに」
おいおいおい(;´Д`)。
外出禁止令が出てるのに艦長、エースパイロット、いまだ民間人扱いなれどガンダムのパイロットが全員行き先を告げずに外出ですか(;´Д`)。つうかウルフさんの外出許可はなんだったんだ(;´Д`)。
さらにブリッヂでの会話を聞いていると、クルーはファーデーンで内戦が起きていたのを知っていた様子。教えてやれよ(;´Д`)。
駄目だ、この軍隊。早く何とかしないと(;´Д`)。

さて今回明らかになった事実。
平和になる前はコロニーがいくつかの勢力に別れて戦争をやっており、終戦後は軍縮条約が結ばれたものの、まだ一部で残存勢力が内戦を繰り返しているのね。
なんかアバンや一話の雰囲気からすると戦争らしい戦争はなくなって久しいかと思っていたらそうでもなかったんですな。しかしこうなるとＵＥの正体は普通に人間でしたという事で落ち着きそうですなあ。軍縮条約の影で密かに新兵器の開発を進めてましたとか。

しかしこの世界の政治体制はどうなってのでしょうか。
ノーラやファーデーンでも市長や知事、行政組織は出てこなかったし、一応平時なのに軍政下にあるような雰囲気なんですよね。今までの（＾＾；『ガンダム』だったら伏線かと思えるのですが……。

グルーデックさんは家族をＵＥに殺されていたんですな。しかし描写からするとその頃のグルーデックさんは軍人ではなく、どうやら普通の会社員の様子。
その後、軍に志願して中佐まで上り詰めたのか(;´Д`)。一応、平時なはずなのですが、それを考えるとなんという出世振り。クワトロ大尉のように誰かの軍籍をかすめ取ったのかと思いましたが、回想でもグルーデックと呼ばれているのでそれもなし。実力で昇進したんでしょうか。
それを考えると今ここで下手に打って出るよりは、もうちょっと頑張って大佐くらいまで昇進すれば、軍の組織を利用して同志や武器を集める事が出来るんじゃないですかねえ。

今回もファーデーンを牛耳る武器商人の所へ乗り込み、軍の機密と引き替えに戦艦四隻を要求しますが、乗員はどうするつもりなんでしょうか。同じようにぶんどった戦艦で艦隊を仕立てようという『ラストエグザイル　銀翼のファム』では、亡国の姫ミリアという旗印があり、命じたのがタチアナだけに何か思惑がありそうにみえますが、今のところグルーデック中佐からは乗員の当てがあるとは思えないんですよねえ。

結局、フリットはバルガスにガンダムを持ってきて貰って内乱に介入しますが、連邦軍の管理下にいる状態でそれはまずいだろうと(;´Д`)。
それ以上に引っかかったのが、ＵＥは異星人と信じているからフリットが戦えるのだと思っていたのですが、人間相手でもフリットがさして気にしてる様子がない事で(;´Д`)。
少しは敵モビルスーツパイロットの命を気にかけると思っていたのですが。町を壊す事は気にしていても、パイロットは気にしてないしなあ。
つうかバルガスがガンダム持ち出した事をブリッヂでも把握してなかったし(;´Д`)。

ヒートスコップにヒートツルハシだけでもネタになるのに、それがすっかり霞んでしまう超展開。今後どうなるのか逆に楽しみになってきました（＾＾；。