庄司卓完全攻略ブログ

作家庄司卓のブログです。
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『ギルティクラウン』第五話

2011年11月14日 23時33分17秒 | Anime・特撮
あれ、キャストテロップで堂々と「涯(幼少時)」って出てるけど、いいのか(;´Д`)。
スタッフとしては集と涯が子供の頃、友達だった。それを覚えてない集は記憶改ざんなどされたという事を隠すつもりはないのか。

さてこの作品、設定的には異能者バトルなんですよね。異能者バトルというのはルール作りがうまくいくかどうかが胆だと思うのですが、この作品に限ってはうまくいってないと思います。それが見ていてなんとももどかしい展開になってる原因かなあ。
人間の心を武器にして取り出せる「王の力」がいくら凄くても、それだけではミサイル撃ちまくるロボには敵わないような気がします(^^;。そこをどう使いこなしていくのが見せ所なのですが、作戦立案をしている涯がすべてをお見通しの上、集(及び視聴者)には何も教えないまま進んでいくものですからどうにも歯がゆい。

今回の訓練にしても涯は集を手放すつもりはないでしょうし、葬儀社の仲間となる為の、いわば通過儀礼に過ぎないわけで、それを考えると結果が見えているのが何とも興ざめ。
ここで集が開き直って、涯に向かって取引を持ちかけるくらいなら面白いですが。

涯は何か大病を患っているという事でいいのですかね。いのりに向かって「あの女に似てきた」と言ってますが、それは誰の事か。案外、涯と集は兄弟で二人の母から作られたクローンがいのりとか? こうなると集の母親も本物かどうかも割りませんねえ。
母と言えば、葬儀社は少年少女ばかりで、大人がほとんどいません。これにも何か理由があるのか。ヴォイドを取り出せるのが少年少女だけというのもあるのでしょうが、それだけでは……。ああ、ひょっとして涯が、使えそうなヴォイドを持ってる人間ばかり集めてきたとか?
いのりではありませんが、何にせよ「涯が言ったから」「涯の考え」ですべて説明がついてしまいそうなのが、今のところのこの作品のネックですな。

さて海外からの援軍(?)を迎えにいっていた涯をGHQの衛星兵器が攻撃。涯が行方不明。一方、なにやら剣呑そうな木戸が目を醒ましたところで次回へ続く。
あれだけどうどうと援軍が来るくらいですから、GHQも完全に日本の制空権を持ってないのか。案外、涯はすべて読んでいて本当の援軍は別の場所へ。GHQには自分や援軍が壊滅したと思わせておいて奇襲をかける。その中で一緒にいた子が犠牲になって集が食ってかかるなんて展開ですかね。
特に根拠はないけど実は嘘界さんが葬儀社の真のリーダーで、涯はその指示に従っているだけ。集の一件も二人が示し合わせて、ヴォイドの実用化を目指していたなんて展開も面白そうですが。

それはそうと綾姉は、なんでネグリジェ姿で夜にあんな所をうろついていたんだ(^^;。あわよくば涯さんへ夜襲をしかけるつもりでしたか(ぉ)。