ガーンバ! 団塊おいちゃん =リタメン主夫のありふれた日々=

団塊世代の最終ランナー。小学校入学時は児童数が多すぎて2部授業、高校時代はヤング・ベ平連、大学時代は学園紛争の真っ只中!

ナカナカなのであります

2011年03月03日 | 音楽&楽器

ナカナカなのであります!
自宅近くの図書館であります。
この図書館、自宅から歩いて5分程度と極めて至近距離にあるのですが、実はワタクシメが住んでいる区の隣の区立図書館であります。何がナカナカなのかを説明しなければなりませんよね! 嬉しいことに、チョイト気の利いた音楽関連の図書が結構豊富なのであります。住所地の最寄りの区立図書館までは10分強掛かりますが、かなりの大きさですのでトータルでの蔵書は隣の区立図書館よりは明らかに多いのであります。ところが、音楽関連の気の利いたものだけに限ると、マチガイナク隣の区立に軍配であります。
以前に紹介したことがある「ヴァイオリンをつくる(川上昭一郎著)」も、「僕らが作ったギターの名器(椎野 秀聰著)」も、今読んでるこの本も、次に読もうとしている本(カントリー音楽のアメリカ)もワタクシメが住んでいる区立図書館には無いのであります。
さて、今読んでいる「ハワイ音楽」であります。この本、あくまでも学術的であります。著者は文学博士の内崎以佐美さんと言う方で、大阪大学出版会から出版されています。「ハワイアンについてチョイト物知りになりたいなー」なんて適当な気持ちでは歯が立ちません。中身が濃いのであります。とにかく学術的に考察されているのであります。目次の一部を紹介すると、-第6章ハワイで誕生した二種のギター奏法 2.スラック・キー・ギター 2)起源に関する推論- -第7章「ハワイアン・ギター」形状の変遷 4.「ハワイアン・ギター」の楽器としての特異性とその残したもの- -第8章スティール・ギターのハワイ外における進化 4.スティール・ギターの「ハワイアンネス」との断絶と要因- -第9章ウクレレの楽器としての定形成 2.ウクレレの普及と定形成の確立- テナ具合であります。
「ヘーッ!」と一番勉強になったのは、学生時代にブンチャカやっていたブルーグラス・ミュージックであたりまえに使われているドブロ・ギター(リゾネーター・ギター)が、実はハワイアン・スティール・ギターが本土に持ち込まれて発展したものだと知ったことであります。昨年の同窓会にドブロを持ってきた幹事役のO君はこの事実を知っておるのかいノー? 一番驚いたのは、ハワイアン・スティール・ギターがエレキ・ギターの原点だと言うことであります。音を大きくするために最初に取り入れた手法はリゾネーターを付けること(1927年)だったのですが、次なる手法が「電化」だったのであります(1930年初頭)。この電気式ハワイアン・スティール・ギターが本土のC&Wに取り入れられ(1930年代後半)、その後ギターの電化が進んだと紹介されています。あのテレキャスターも、あのレスポールもハワイアン・スティール・ギターがあってこそなんですネー! ちなみに、ハワイでスティール・ギター奏法が始まったのは1890年初頭だそうです。

ウーーーム! 勉強になりました。ナカナカであります。
実はワタクシメは高校生の時に電気式ハワイアン・スティール・ギターを持っておったのであります。兄貴が友人から貰ってきたと記憶してます?
「ホンマカイナ?」と疑問に思われる方は、<ブックマーク:団塊おいちゃんのHP ⇒ プロフィール>を覗いてみてください! 


<お詫び> 本文では著者の姓が正確に表記できておりません。お許しください。

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