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子3人、離婚しました。
2012 急性骨髄性白血病M1
化学療法で寛解維持

生かされている命

2013年02月10日 | 健康・通院・白血病関連
一昨日の外来で出会った人の話です。

早朝、大学病院に6:45に1番で到着し、
入り口前に適当に座っていたら次に入って来た女性が、

「1番の人はここに座るんですよ」

と、教えてくれました。
すぐに3番目の女性も来たので自然におしゃべりがはじまりました。

お二人とも私の母親と同じくらいかという年頃。
とくに2番目の方がこの大学病院への思いが強く、

「私はこの年まで生きてこれたし、
もしここの治療で命が途絶えても何の文句も後悔もないわ。
だから遠くても年取っても通い続けてるのよ。」

聞けばなんと、山梨から朝一番の電車で来ているそうで!
最寄り駅までは車で30分かるんだって。

私は偶然、出身地の大学病院を紹介されたので
この辺りの人は大病すれば皆ここに来るから、
というのが根底にあるのです。

なので、どうしてここが良いのかを聞いてみました。


現在69才の彼女は30年近く前に腎臓を患ってしまった。

もう駄目かと思っていたときにテレビで大学病院の治療が紹介されていて、すぐに電話をして頼み込んだ。

診察の後、移植を受け、移植後は合併症や、様々な薬の様々な副作用に苦しみ、それでもその度に生き抜いてきた。

40代前半からずっとずっと病気と闘ってきたと、

子供や家族のために死ぬわけにはいかなかったと、

助けられ生かされている身だからこそ分かったことも思うことも沢山あるのだと、

自分だけが病気で可哀相だなんてとんでもないと、


彼女はその年代の人相応の強さも手伝っているのでしょうが、
初めて会った"若い"私に正直に自分の気持ちを語っていました。


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