Marisapo.net | 横浜F-マリノスサポーターブログ

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死闘という記憶のみが残る(ナビ鹿島戦)

2011-10-06 15:32:48 | 横浜Fマリノス
何れも勝利から遠ざかっているチーム同士の戦い。
調子については言う必要はない程である。

マリノスは、国立の鹿島戦、第7節の時の様に必勝態勢で臨んで是非浮上のきっかけとしたい所。
アーリアに代えて、天野を起用。
2トップは小野裕二と千真。
代表で不在の栗原のCBは青山が務める。

鹿島もリーグ優勝はほぼ不可能と言えるだけに、ナビスコというタイトルは獲りたい筈である。

今回、事情があって、TV観戦であった。
そして、雨の影響で中継が途切れ、開始早々の得点はリプレイで見た。

飯倉のGKは、鹿島の最終ラインへ。
千真がこれに必死に走り、中田浩二と競る様な形に。
ここで敵GKへ任せようという所で、中田浩二の頭に当たってしまい、ゴール。

 0 - 1

雨の影響もあるが、ここは千真のダッシュを褒めたい。
千真が背後にいなければ、もっと余裕を持って対処できただろうからだ。

その後も、綺麗な3ラインを築き、敵の攻撃をいなす。
今度は、柴崎が不用意なバックパス、このパスに反応したのは、千真。
ここでまた中田浩二とのマッチアップがあったが、千真を倒して、PKの判定。

千真のPKは記憶にないが、勇気あるど真ん中に決める。

 0 - 2

開始11分で既にこの点差。
難しい展開である。
勿論、優勢なのだが、これを守りきるのは残り時間が余りにもありすぎる。
ある程度守って、カウンターに徹する形で、一進一退の攻防を続け、前半は終える。

後半になって、鹿島は遠藤に代えて、田代を投入。
マリノスは交代なし。

後半すぐに、FKのピンチ。
大迫にこぼれ球を拾われ、興梠に反転シュートを打たれる。

 1 - 2

プレスが若干甘かったが、これは相手を褒めるべき失点だったかもしれない。
そして、以下の交代が行われる。

63分 小野裕二→キム クナン
71分 渡邉千真→大黒将志

このFW二人の交代はお決まりの様だが、その実何を意味しているのかわからない。
小野裕二のキープ力は効果的であったし、キムクナン投入でそれ程効果があった事がない。
また、小野裕二のドリブルは相手に脅威を与えていたし、千真は2得点に絡んでいる。
更に、キムクナンを投入する事に意味を持たせるなら、準備をしてからにして欲しい。
これでは、時間がきたら投入される様なキムクナンも可哀想だ。

残念なのはこの失点と交代により、マリノスは様子がおかしくなってしまう事だ。
後半の半ばに、大迫のバイタルエリアでのドリブルを誰も止めず、普通にシュートを打たれて決められてしまう。
このドリブルは特に切れ味鋭いものには見えず、それに対してマリノスは各選手がポジションにはいるのだが、誰も詰めない。

 2 - 2

後半はよくない雰囲気のまま終わる。

そして延長戦。
豪雨の中の死闘と言える試合展開で、撃ち合い、気持ちだけで走る感じが、
両選手の表情から読み取れる。
しかし、何れも得点とはならずに延長後半。

天野に代えて松本翔を投入し、前線での攻撃活性化を狙うが、
あまり効果的とは言えず。

左サイドからのアーリークロスに田代に合わされて、失点。

 3 - 2

最後の最後に谷口の惜しいシュートもあったが、試合終了。

これで、今季のナビスコカップは終わった。

キャプテン7番は泣いた。

神様からのプレゼントとも言える、2得点を活かせなかった。

ここで勝つ事で、自信を取り戻す萌芽にして欲しかった。
しかし、2失点をしている。
特に2失点目が痛い。あの場面で誰もボール奪取に行かず、シュートを打たれている。

交代で選手の意識も変われば、ゲーム展開も変えられるが、
それがこれほど意味不明であっては、選手の頑張りも報われない。
何故、決まり切った様に、時間差はあれど、FWの二枚替えなのだろうか。
それで効果的だった事は数少ないのだが、何故か拘っている様に見える。
和司監督は、決定力の差と試合後に言っているが、そうではないだろう。
一番に来るのは、90分で2失点している事だ。
これで勝てるのは、ガンバぐらいで、チームカラーが全く異なるし、
マリノスはそういうサッカーを指向して来たわけではない筈だ。

また、アーリアを何故外したのかも、現時点では不明だ。
一部の噂では、怪我との情報も聞いたが。


とにかく結果的に、過密日程から少し解放される。

守備は今回に限って120分でだが、3失点している。
守備の崩壊の修繕はまだされていないと言って良い。

前半の前半は、しっかりとした守備を形成していた。
あれを、90分通して、必要な時に出来る様にしたい。

今は、チーム全体で、もう一度、基本からやり直す事だ。

そして最後に。
今回中継をされたフジテレビTWOについて。
有料放送であれだけ試合中継が途切れているのはどういう事なのか。
アナウンサーは、鹿島とマリノスの不調ぶりを強調する言い回しを繰り返し、
何れのサポーターにも不快極まりない。何を考えているのか、理解不能。
スポーツ実況は辞去して頂きたい。あなたには向いていない。
あとは、カメラのスイッチング。何をどの場面で映すか、試合の状況を把握できていない。
カメラのスイッチング練習を実際の放送で試すな。




ヤマザキナビスコカップ 準々決勝 鹿島アントラーズ戦 2011年10月05日 19:00  Kick Off 県立カシマサッカースタジアム