車輪を再発見する人のブログ

反左翼系リベラルのブログ

さすがは福島瑞穂

2009年03月27日 | 政治

社民党の福島瑞穂党首が政府の北朝鮮からの実験ミサイル迎撃を非難したそうだ。社会党の元党首の土井たか子氏と福島瑞穂氏が在日で、土井氏の家族が北朝鮮にいると言うのはネットでは有名な話ではあるが、あんまりな主張だ。産経ニュースの記事からだ。

社民党の福島瑞穂党首は26日の参院予算委員会で、北朝鮮の弾道ミサイルが日本領内に落下した場合、迎撃する日本政府の方針について、「迎撃ミサイルが目標に当たったら残骸(ざんがい)が落ちる。当たらなくともミサイルは向こう(国外)へ行ってしまう。国内外の市民に被害はないといえるのか」と激しい批判を展開した。

中曽根弘文外相は「わが国民の生命財産に被害が及ぶ恐れがあるならば迎撃は当然だ」と答弁。浜田靖一防衛相も「そのまま落ちてきた方が被害は大きい。宇宙空間で当たれば燃え尽きてほとんど落ちてこない。まず破壊することで規模を小さくするのが重要だ」と強調し、理解を求めた。

しかし、福島氏は、「当たらない場合は国益を侵害し、当たった場合でも単なる人工衛星だったらどうなるのか」などと迎撃批判を延々と続け、野党席からも失笑が漏れた。

日本国民に直接的な危害が及ぶ可能性があり、日本に対するあからさまな威嚇行為であり、将来日本に対して核ミサイル攻撃の可能性があるにもかかわらず、迎撃に反対するとはかなり笑える話だ。社民党という党の性質がよく分かる。平和と言いながら軍事独裁国家北朝鮮に最大限の配慮をし、お互いの意見を尊重すると言いながら、日本人を拉致して返そうとしないテロ国家に配慮することを求める。基本的な思考回路が捻じ曲がっているために、白が黒になり、黒が白になる。すべてがあべこべで平和と言いながら侵略国家を賛美し、差別に反対しながら特権を擁護する。どうりで国民の支持をほとんど受けてない訳だ。

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偏狭なる平等主義

2009年03月27日 | 経済一般

深夜のシマネコblogの新しい記事を読んでたら無性に書きたくなった。平等や格差について語るときに必ずと言っていいほど障害になるのが、平等や格差をどのように認識しているかということだ。本来なら平等や格差についての基本的な認識について一致している必要があるし、普通に考えるなら一致しそうな感じがするのだが、自分なりの考えをもっている人がいて困ることがよくある。

深夜のシマネコのブログの内容は大して稼いでいないのにそれを批判する人がいることに対する反論だったのだが、思わず過去にあったいろいろな話を思い出してしまった。現在では規制に守られた高所得の特権階級としての地位がよく知られているテレビ局社員であるが、自分達が庶民だと勘違いして芸能人の収入に対して厳しい目を向けていた。また、高額ボーナスが話題になったときもあって、一千万円を越えるボーナスを特別な貢献をして人に対して支給したことがニュースになって羨ましいといった声が聞かれた。一生に一度もない確率のものなんだから一億円でも全体としてはたいした額じゃないのに。大企業か中小企業かのほうがはるかに差が大きいのにね。

言いたかったのは、自分に都合がいいように平等や格差を考えるから、現在の年功序列の身分制度の中で判断してしまったりする。実際にある格差をまるでないかのように振舞って、ほんの少しの差を大騒ぎする。現在の身分差を当然のこととしているので実際の問題がわからずに、自分に都合のいい平等(テレビ局社員)と格差問題(芸能人)に議論が矮小化してしまう。そういえば、六本木ヒルズのヒルズ族と格差が関連付けられたことがあったけど、実際に日本で起こっていたのは統計的には金持ちの増加ではなく、中高所得者層と低所得者層との格差の拡大と格差の固定化だったというのもあった。結局、いくら事実が積みあがったとしてもそれを受け入れようとしない人には無意味だということなのだろうか。

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