小沢一郎民主党代表の公設第一秘書が逮捕された。博士の独り言氏も記事を書いている。小沢氏に関する闇を今回は、博士の独り言氏のブログの過去の記事の内容から考えてみる。(記事1、記事2、記事3、記事4、記事5)
裏金作りは15年以上も前から続いており、およその累積で20億円もの「裏金」と「ダミー団体」を通じた政治家への献金がなされ、なぜ、「小沢にもっとも多く注ぎ込まれたのか」と記している。これが事実とすれば、「15年以上前から」とする時期といえば、小沢一郎氏が公明党らと昵懇(じっこん)の仲にあり、いわゆる、公明党と一体となった新進党結党へと移行する時期であった、と。その当時の背景を併せて考察するとすれば、聡明な読者には、献金の意味にお気づきになれるのかもしれない。・・・
近隣有志へ配布した紙面記事の1つ(「毎日新聞」9月13日付)・・・繰り越し分が大部分とはいえ、その額は報告分だけでも「22億7154万円」であり、当時の自民党総裁選の候補5人の合計さえも、ゆうに3倍以上、上回っている。・・・
西松建設の場合だが、松田氏の指摘による同社が裏金作りを始めた時期が、小沢一郎氏が実質的に率いた新進党の結党時期と時系列的に符合している。この新進党が、その実どのような政党が党の主流となり、また、どの宗教団体が全面的に支援していたか。当時の状況をご存知の読者も少なくないことと思う。また、西松建設、ひいてはゼネコン業界全般にわたって、経営者や企業幹部に当該の宗教団体の信者が多く、教団を守る社長会組織にも少なからずゼネコン業界も含まれている、その知る人ぞ知る実態もある。・・・
この「欅の会」は、「小沢氏が自民党幹事長を経て最大派派閥経世会の会長代行に就いていた1992年7月に、盛岡市で設立された」と。また、同会の内容について、「会員の大半は大手ゼネコンの下請けの建設。土木業者。ゼネコンがひと声掛ければ、岩手の業者はどっと集まった」と松田氏は記している。また、同会の元幹部の談話として、「小沢氏が新進党時代のことだが、地元の建設業者はこの会に入会しなければ、小沢事務所に目を付けられた」とある。いわば、経世会の資金基盤を、自民党離脱とともに、小沢氏が持ち去った、との構図があったようだ。小沢氏による、その後の同会の締め付けにより、地元業者との間には「悪代官と越後屋」の関係が出来上がっていたのかもしれない。・・・
事の問題は、政党以外の企業への、他人名義の献金が禁じる政治資金規正法・改正(2000年以降)後にも、判明している上述2団体の経由した献金が行われていた点にある。同改正法では、献金する企業側も、献金を受ける政治家側も、上述のような“システム”を用いたものは禁止され、罰則もある、との点にある。すなわち、捜査の上で、この西松建設の「違法献金システム」が実証された場合は、これまでの「疑惑」から「違法行為」へと確定する。たとえ、献金を受けた政治家が問題はない、と。あるいは、返金した、と表向きに説明したとしても、献金を「受けた」事実は消えない。つまり、同改正法の「罰則」の対象となる。この点に、問われる事の本質がある、と謂えよう。
小沢一郎氏と西松建設との関係、岩手県の建設業者との関係、さらには創価学会との結びつきがわかるないようだ。上のことから、小沢氏の創価学会、さらは朝鮮半島・中国との大きな結びつきがわかる。また、小沢氏が率先して岩手県の建設業者を引きずり込み、献金しないものを締め出そうとしていたことも伺える。
問題は、このような不正献金が見過ごされてきたことと共に、それが中国朝鮮半島にとって都合のいいことであることが理由として、マスコミが無視してきたことだろう。都合の悪いことは隠す、ほんの些細なことでも大々的に報道して嫌いな政治家を抹殺する、これは第四の権力の恣意的な暴走としか言いようがないだろう。
そして、そのマスコミの偏向報道に大衆が騙されれば大衆は愚かだと言い、騙されず独自の選択をすると先導される愚かな大衆を結論付ける。結局は、大衆は愚かだという結論あり気の思考回路である。これは、マスコミの報道姿勢全体を通じていえることであろう。そろそろ、大衆が一部の愚かな知識人よりもはるかに懸命であると言う事実に気づくべきときではないだろうか。