ブルックナー:交響曲第00番ヘ短調 WAB 99 (スコア付き)
アントン・ブルックナー: 交響曲ヘ短調 WAB 99 (スコア付き) 作曲年代:1863年 指揮:エリアフ・インバル 管弦楽:フランクフルト放送交響楽団
00:00 第1楽章 Allegro molto vivace (ヘ短調) 17:26 第2楽章 Andante molto (変ホ長調) 30:33 第3楽章 Scherzo. Schnell (ハ短調 - 変イ長調) 35:58 第4楽章 Allegro (ヘ短調 - ヘ長調)
交響曲ヘ短調 WAB 99》は、アントン・ブルックナーによって1863年に作曲された。オットー・キッツラーの指導のもと、楽式と管弦楽法の実習として作曲された交響曲で、『習作交響曲』や『交響曲第00番』の通称がある。これらの通称は、ブルックナー自身によるものではない。 習作だけあって、のちの交響曲に匹敵する音楽的な充実度は少なく、演奏機会も多くはない。一方で、いわゆる「ブルックナー終止」等の独特な書法も垣間見える。 ブルックナーの他の交響曲は、改訂時期などが原因で版問題が付きまとうが、この交響曲に関しては1863年版のみで、版問題は生じない。出版は1913年に、初演は1913年に第2楽章が、1925年に全楽章が初演された。