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SWINGLOGIC:スイングバイで少年野球を加速する

エネルギーを節約し宇宙探査船を遠くに飛ばす「スイングバイ」で飛距離アップ

落合博満①

2018年01月22日 | 少年野球

落合のバッティングで注目すべきは横への動きである。スイングバイ効果は横への動きからも得られる。

WSでボールに向かって行ってインパクトの瞬間「真横に動く」。「後ろに動く」よりスイングバイの効果は少ないが、WSでヒットにするエネルギーは蓄えられているから「ホームランにするため」の動きと言えるだろう。

山田哲人や柳田悠岐のWSから真後ろに動く。彼らのホームランは豪快だ。実況だと「打った瞬間それとわかる」が枕詞になる。対して落合のホームランの枕詞は「入るか?入るか?」であり、そこから「入ったー」(長嶋監督大喜び)となる。フェンスをはるかに越すのも、フェンスをギリギリで越すのも同じホームランだ。

落合の打ち方は「開いて打っている」と指摘されるが、自然に横に動いているというのが正しい。ホームランにするために必要最小限のパワーを生みだす打ち方を目指したのではないか。

大谷翔平も山田・柳田と同様にWSから後に動いて打っているが、「小学生には勧められない」と言っていた。「身体への負担」が全然違うということだろう。

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エクステンション②

2018年01月13日 | 少年野球

上原浩治はエクステンションの数値が低い。しかし、決してスピードが遅くはない。けり返すことでスピードを上げている。

バッティングにおける「WS」と「THT」の違いと同じである。

前田と上原それぞれフォームは違うが、ボールを直線で動かす時間があれば「スピード」と「きれ」が増すということになる。

「うでを振る」とは、エクステンションの数値を上げることに他ならない。「うでを振れ」と言われて、踏み込みの甘さや、後ろになったリリースポイントを修正できるピッチャーがどれほどいるだろうか?

うでだけ振ってフォームが崩れるばかり・・・すぐに修正できる前田はすごい。

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エクステンション①

2018年01月12日 | 少年野球

エクステンションとは、ピッチャーズプレートからボールを離すリリースポイントまでの距離を表す。

NHKのワールドスポーツMLBで小宮山氏が前田健太投手にアドバイスしている様子が放送されていた。

昨年比で投手成績が落ち込んだ時に、エクステンションを昨年なみに戻す(9cmキャッチャーよりで離す)ことで、復調したという。ホームベースに近くなったからという考え方もあるが、ボールをより前でリリースしようとすると、離すまでの軌道が直線に近づくので、スピードが上がったのではないだろうか。

エクステンションの数値が下がるということは、腕の振り方がアーチ状(たてのドアスイング)になり、スイングバイの効果が薄れてしまうことになる。

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大事な「エルボーィン」

2018年01月11日 | 少年野球

スイングバイ効果を得るために必須の動作が「エルボーィン」である。トップハンド(後の手)のひじをみぞおちに向かって引き込む動作のこと。

バットが遠回りする選手はエルボーィンができていない、あるいは、甘い。エルボーィンすることで、バットが身体の近くを通ることにより、ヘッドが直線的に動く。直線運動⇒円運動でエネルギーを生むのがスイングバイだから、そもそも直線運動を起せなければ話にならない。

また、多くのメジャーのバッターが取り入れている、ひじを肩の高さまで上げる「フライングエルボー」は、エルボーィンができていることが前提となる。でなければ、ただの大振り(強烈なドアスイング)になってしまう。

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頭と背骨のライン

2018年01月04日 | 少年野球

背骨を柔らかくしならせて動かす動物の身体の動かし方が理想的というか、本来の動き方だと思われるが、人間は二足歩行だし、頭は重いし(体重の約10%)しっぽもない。しかし、背骨が大事ということに間違いはない。

頭と背骨の位置関係が真っ直ぐな状態をキープすることができるかが重要であり、そのラインを平行移動した位置に、軸を作る瞬間がなければ、スイングバイ効果は得られない。

「軸を作って」とか「軸がぶれない」とか言うが、身体の外に軸が来ることもあるし、「ぶれる」のではなく自発的に動かして、エネルギーを生む動きをすることもある。

現在動いている方向と逆の方向に(正確には90度と180度の間=絶対領域)軸を動かすとスイングバイによるエネルギーが発生する。

背骨と頭が真っ直ぐでない(猫背)ままだと、この絶対領域からはみ出す可能性が非常に高くなる。ボールをとらえる瞬間胸が張れていればいいので、猫背で構えるのは悪いことではない。身体全体でボールに向かうためには、頭が前に出ている分、動き出しが速くなる。

王貞治も猫背ぎみに構えて、ヒッティング時には胸を張っている。

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