SWINGLOGIC:スイングバイで少年野球を加速する

エネルギーを節約し宇宙探査船を遠くに飛ばす「スイングバイ」で飛距離アップ

インタビューの中にある真髄

2016年02月26日 | 少年野球

インタビューに対する応えの中にはSWINGの要点がちりばめられている。

落合博光の発言「バットがボールに当たったらバッティングは終わり」は、まさにweight shift の特徴であり、イチローが語った「手首が返るまでバッティングは終わらない」という持論も非常に大事なことである。

対して、松井秀喜の「体重を後ろに残して打つことを意識すべき」という巨人軍キャンプでの指導は、彼がTHTで打っている証拠である。

名前は定かでないが、ホームランの打ち方には「シバク打ち方weight shift」と「カチアゲル打ち方 top hand torque」があると表現していた若手選手がいた。SWING BY理論を理解して聞いてみると実におもしろい。

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ウエイトシフトとトップハンドトルク

2016年02月26日 | 少年野球

打ち方には大きく分けて二通りあると言われている。

ウエイトシフト(weight shift=WS)とトップハンドトルク(top hand torque=THT)だ。どちらもスイング・バイ(swing by=SB)の理論でボールを飛ばしている。

体重移動=直線運動でバットを加速してエネルギーを貯め、移動を止めて=軸を作って、回転運動に入り、エネルギーを爆発させるのがWS。

最小限の動作・体重移動でボールをとらえたら、top hand (右バッターなら右手)をひねりながら(トルクをかけながら)軸を後方に動かすことでボールごとバットを加速するのがTHT。


WSの典型はイチロー・落合博満ら、THTは中村剛也が分かりやすい。ちなみにトリプルスリーの山田哲人・柳田さらに中田翔など豪快なホームランバッターは両方使っている。ハイブリッド打法と言っていいと思う。
 
 
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逆スイングバイ

2016年02月10日 | 少年野球

ホントの胆は逆スイングバイだ。

宇宙探査機はこれを“帰り”に使う。地球の引力に負けないくらいの勢いで飛んでくるから、スピードを落とさないと通り過ぎてしまう。今度は同方向に飛んでいる惑星の前に出て引っ張る。エネルギーをあげる=減速する。無事地球の引力に捕まって大気圏突入となる。

ところがバッティングにおいては逆スイングバイを起こす=軸が前方に動く=手打ち・崩れ打ち・走り打ちであり、つっこまれどころ満載の打ち方になる。いわゆる“軸のぶれた打ち方”で諸先輩が最も嫌悪するところであり、たとえヒットになってその試合勝ったとしても、“厳しい指導”が待っている。

 

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ライトに引っ張る

2016年02月09日 | 少年野球

からだを開くのが早くてもホームランは打てる。

落合博光はまさに開きながらホームランを打つ。からだが開いても、スイングバイしていれば=バットが向かうのと反対方向に軸が動けばボールは飛ぶ。選手はバットを持って行かれないようにガンバル・・・これこそ“ライトに引っ張る”の正体である。

バッティング練習でライト方向に飛ばす選手に対し「タイミングが遅いぞ」と指導してしまいがちだが、「いやいやタイミングは合ってますよ」ということが多い。

“打つポイントが前か後か”と“タイミングが合っているかどうか”は全く違う話だし、力ない飛球になることが多いから“前で打て”というのも違うのではないか?むしろ「後ろでとらえる」能力はその選手の武器であると思う。

事実ライト打ちで飯を食っているプロ選手は多い。要はスイングバイしているかどうか=インパクトの瞬間に軸を反対方向に動かしてバットを加速できるかどうかである。

 
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スイングバイ理論とバッティング

2016年02月09日 | 少年野球

スイングバイは宇宙探査機などを遠くに飛ばす時とき使われる航法。

こちらに向かって飛んでくる惑星の引力を利用して、横を通る時に惑星に引っ張ってもらい円運動を起こす。この時に惑星からエネルギーをもらう=加速する。反対側に飛び出すことになるから、これをもう一回やれば目指す方向に向きなおすことができる。これが燃料を消費せずに加速する方法である。

ハンマー投げでいうと、ハンマーが探査機、選手が惑星。選手はハンマーを回すというより、飛んで行こうとするハンマーを一生懸命自分側に引き寄せている。大事なのはその場で回転するだけではなく、投てき方向に移動しているということ。

直線運動と円運動の組み合わせこそがスイングバイ理論の核心である。

野球のバッティングにおいても、この直線運動から円運動に入り、トップハンドがボトムハンドを追い越す瞬間にインパクトを合わせると、「いとも簡単に」ボールが飛んでいく…これがいわゆる「タイミングが合う」ということ。


 
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