SWINGLOGIC:スイングバイで少年野球を加速する

エネルギーを節約し宇宙探査船を遠くに飛ばす「スイングバイ」で飛距離アップ

フォロースルーから始めよう

2018年01月28日 | 少年野球

少年野球において練習時間の比率は守備に偏りがちだと思う。

少年野球に限らず野球チームが強くなる階段の一段目はピッチャー養成である。投手のレベルが上がると内野ゴロが増えるので内野陣もレベルが上がる、やがて外野も上がってくる。

さて、バッティングはどうする?守備練習ほど時間をかけられないのが実情ではないだろうか。

「毎日素振りしなさい」(恐らく言われた事のない選手はいない)スタンスの取り方から始まって、構え方・トップの作り方・・・フォームについて事細かに指導されるが、家に帰ったら忘れてしまう。クセの強い素振りをする選手も多い。バッティングフォームを指導するのに「まずはクセを取るところから」ということもよくある。

そこでたどり着いたのは「振り終わりのかたちから入る」ということ。

しっかりとフォロースルーを取ることは、「腰を回し切る」ことにつながる。山田や柳田がそうするように、前の腕を首に巻きつけるようにフィニッシュの態勢を作る。小学生たちは嬉々として素振りをし出す。

細かいことはさて置いて、「憧れのバッターのスイングに一歩でも近づきたい」という思いをかきたててやる。フォームがぐちゃぐちゃで汚くなるのでは?と思いがちだが、よろけまいとしてバランスを取るからまとまってくる。それまでよろよろと振っていた選手も、腰が据わってくるから驚きだ。

「バランスを取って振る」感じが身に付けば、明らかにボールをとらえる確率が上がる。

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手打ちOK?(落合博満③)

2018年01月27日 | 少年野球

落合のコメント(落合好きだなぁ)「手で打ちに行かなかったらバットが出てこないでしょ」。手打ちを肯定している、表面上は。

肝心なところを語らない・・・ではなく、肝心なところしか語らない・・・のが「オレ流」。核心は伝えるが、そこにたどり着くまでの行程は伝えない。

「手打ちOK」というキーワードだけ提示して「本当の意味は自分で考えてくれ」ということ。

「オレ琉手打ち」は加速動作が終了していることが前提となっている。体重移動により加速動作が終了していれば「手だけ打ち」にはならない。イチローも強靭な手首をうまく使ってヒットを打っているが、決して手首だけで打っているのではない。しっかりバットが加速されている状態で手首を返すタイミングを測っている。

「メジャーのボールを手首だけで打ったら折れちゃうでしょ」(落合風)

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天才はヒットの打ち方を説明できない

2018年01月25日 | 少年野球

僕は天才ではありません。なぜかというと自分がどうしてヒットを打てるか説明できるからです(イチロー)。

謙遜して言っているのではない。天才と言われるのは心外なだけなのだ。

遺伝と偶然が天才をつくる、作ってしまう。

親からもらった天賦の才は、何にも代えがたい財産であることは確かだが「なぜできるのか」を研究し、理解できなければ本物にはならない。「練習で身に付けた技術でなければ本物とは言えない」ということ。

イチローは練習の天才なのだ。

小学生にも上手な選手は多いが、練習しなければ「ただの天才」で終わってしまう。むしろ下手な選手に練習の天才になれるチャンスがある。下手だがコーチに食らいつくように一生懸命練習する選手はチームの財産である。

上手が集まったチームは案外もろい。厳しい局面になるとコーチのアドバイスも上の空になってしまう。下手の集まりが練習で強くなったチームは、コーチの言うことをどこか余裕を持って聞いているように見える。恐らく彼らは自分たちがどんな練習をしてきたか説明できるはずだ。

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フィンガーグリップ?パームグリップ?○○○○グリップ?

2018年01月25日 | 少年野球

落合の話が続く。落合のバット=ゴルフクラブに近い=フィンガーグリップ(FG)が成り立つ。バットのグリップ部分が細いので自然とFGになる。ホワイトアッシュ(青ダモ)のD6(落合)モデルバットが折れて、メイプル(かえで)に替えたのと同時にパームグリップ(PG)に変えた。握った感触は「太っ」、打った感触は「堅っ」。自然にパームグリップになった。

グリップについて一番大事なポイントは、構えた時にグリップを軽くたたかれたらバットが落ちるくらい「力を抜くこと」。エルボーィンを身につけるために、構えた状態から指を少し開いて、バットを半分落としてから振るという練習をすることもある。

小学生(特に低学年)には「力を伝えやすい」「手先で打たない」と言う理由でPGがオススメだが、小学生には「フィンガー」より「パーム」より「ふんわりグリップ」が大切なことをまず伝えるべきである。握りを緩められない選手が少なくないのだ。

高学年になって握力が上がったら、好きなように(打ちやすい方で)握っていい。だが、グリップが細くて、値段の高いバットについては、せっかくだからFGに挑戦して欲しい。柔らかく、でも、しっかり握るには、手の構造上「薬指だけ」で握ればいいらしい。

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落合博満②

2018年01月24日 | 少年野球

「D6」落合モデルの軟式バットを使っていた。

持った感じは「細い」の一言。スイートスポットが小さく、アッシュ(青ダモ)特有のしなりがあるので、打った感触はゴルフクラブに近い。もちろんうまい具合に振れれば飛ぶ・・・まぁよく飛ぶ。

ゴルフクラブだから外角は軽くさばいて外野オーバーすることができる。内角はテクニックが必要だが、落合がそうするように、腕をたたんで くるっ とアウトステップするといい感じに飛んでくれる。

うまく腕がたためなかったり、アウトステップをためらったりするとバットが折れる。

真ん中あたりは、当たってもボールがすぐに飛びださずに、バットに乗っている感じを味わうことができる。バットのしなりが戻ってボールをもうひと押しする。「バッティングは当たったら終わり」という落合の名言?は、このバットをもって言わしめるのだろう。

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