SWINGLOGIC:スイングバイで少年野球を加速する

エネルギーを節約し宇宙探査船を遠くに飛ばす「スイングバイ」で飛距離アップ

動く 止まる 回る 反対方向に動く

2016年10月28日 | 少年野球

スイングバイの効果を得るには、まず直線で動いて止まることが基本になる。THTは純粋なスイングバイでボールを飛ばす。等速直線運動でボールをとらえに行く⇒止まる⇒回転してボールをとらえる⇒回転しながら後ろに体重移動する。これは、惑星探査機が宇宙彼方へ飛んでいくのと同じ方法。WSは少し違う(応用スイングバイとでも言えばいいのか)。加速直線運動でボールをとらえに行く⇒止まる⇒回転してボールをとらえる。両者の違いはステップの大きさに現れる。WSは加速しながら大きく移動することになる。THTは後ろに体重移動するために「前に出る」くらいでいいのだ。バットを加速するタイミングがボールをとらえる “前か” “後か” が違う。見逃し方も違う。THTは “打つ” と決めてからバットを出す。WSはスイングしながら “打つ” か決める。そして両者に共通するのは “止まること”。「軸がぶれないように」とか「壁を作って」とかの根拠はここにある。

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素朴な疑問・素朴な基本 基本練習の必要性

2016年10月27日 | 少年野球

イチローの練習は基本練習ばかりだ。なんでもすぐできる少年だったに違いない。できる選手は階段の上がり方が違うと言うか、階段が違うと言うか・・・普通の選手は段差の小さな階段を一段ずつ上がっていくが、できる選手は一段が大きな階段を上がっていく。問題はスランプに陥った時だ。スランプ脱出には階段を下りて、練習し直すことが近道だが、1段が大きいと落差も激しい。普通の選手が上がってきた階段に換算すると、3段分とか5段分とかになる。伸びている時期のようにはいかないだろうから戻すのには苦労する。事実、イチローといえどもシーズン通して調子がいいということはまずない。しかし、きっちり調整して戻してくる。コツコツを大事にするからこそ戻すのが早いということ。成長期は「背が伸びる」「体重が増える」などスランプ要因がいっぱいだ。「昨日まであんなにできてたヤツがどうして・・・」はよくあること。練習メニューにはしっかり基本練習を組み込みたいもの。

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もっと計算してみる(2)

2016年10月21日 | 少年野球

打撃時に1度バットが下がったらどれだけズレるのか。ひじを上げて腕力で振りに行くと…肩から手首35cm バットの長さ75cm とする。肩を中心とした円周110×2×3.14=約690(cm)360で割ると1.92(cm)。一方、脇を締めてなるべくグリップをからだに近付けてボールをとらえようとした場合…バットの長さ75cm以内のズレとすると。75×2×3.14=(約)470(cm)360で割ると1.31(cm)。「約6mm」この差は致命的だ。“コンパクトに” “最短距離で” “脇を締めて” 振った方がいい理由がここにもある。

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もっと計算してみる(1)

2016年10月21日 | 少年野球

投球時に手元でコントロールの角度が1度ずれたらホームプレート上でどれくらいズレが生じるのか。ピッチャープレート~ホームプレートは16m(小学校高学年)これを半径とする円の円周16×2×3.14=約100(m) 360度で割ると0.279(m)…約28cmズレるのだ。ピンチで「打たせるよ~」って言うけど、打たせたピッチャーを見たことない。冷静でいられない状態では1度くらいズレて当たり前か・・・

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ピッチャー有利?なぜ3割しか打てないのか

2016年10月21日 | 少年野球

野球は投手と打者の勝負から始まる。ストライクの取りやすさ(投手)と芯でのとらえやすさ(打者)を比べてみる。ピッチャープレート~ホームプレートは16m(小学校高学年)ストライクゾーンたて方向60cmとすると、0.6÷16=3.75%。 肩から手首35cm バットの長さ75cm、バットのスイートスポット2cm(バットの直径約6cmの1/3)とすると2÷110=1.82%。 投手が約2倍有利ということは打率3割にかなり近い結果である。ストライクが入ればアウトというわけではないし、芯でとらえればヒットでもないからこれが全てとは言えないが、この比較はなかなか面白いと思う。

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