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天才はヒットの打ち方を説明できない

2018年01月25日 | 少年野球

僕は天才ではありません。なぜかというと自分がどうしてヒットを打てるか説明できるからです(イチロー)。

謙遜して言っているのではない。天才と言われるのは心外なだけなのだ。

遺伝と偶然が天才をつくる、作ってしまう。

親からもらった天賦の才は、何にも代えがたい財産であることは確かだが「なぜできるのか」を研究し、理解できなければ本物にはならない。「練習で身に付けた技術でなければ本物とは言えない」ということ。

イチローは練習の天才なのだ。

小学生にも上手な選手は多いが、練習しなければ「ただの天才」で終わってしまう。むしろ下手な選手に練習の天才になれるチャンスがある。下手だがコーチに食らいつくように一生懸命練習する選手はチームの財産である。

上手が集まったチームは案外もろい。厳しい局面になるとコーチのアドバイスも上の空になってしまう。下手の集まりが練習で強くなったチームは、コーチの言うことをどこか余裕を持って聞いているように見える。恐らく彼らは自分たちがどんな練習をしてきたか説明できるはずだ。

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