青裸々日記 Aorara Diary

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死刑反対における議論展開のおかしさ

2008年06月19日 19時08分29秒 | 雑感、雑記
 こんにちは。


 「死刑廃止の是非」が、新聞を賑わしていますね。
 議論があることは結構ですが、
 どうも論旨の展開がおかしいなと思うことがあります。


 まず。

 乱暴な言い方になりますが、現在の日本では、殺人を犯さなければ死刑にはなりません。
 言うまでもなく、殺人は究極の人権侵害です
 加害者は人権をこれ以上ない形で蹂躙したわけです。
 また、加害者が人権という概念を捨て去ったとも言えます。
 よって、加害者側の人権が考慮される理由などないのです。

 このことから、「死刑=人権侵害、人権蹂躙」という考え方は、
 あまりにも偏っているという考えに至らざるを得ません。


 また、現在の日本には言論の自由がありますから、
 「死刑廃止」と訴えたい人はそうしていればいいです。
 問題は、じゃあなんで世の中において死刑判決が下るような凶悪犯罪を撃滅でき、
 実質的に死刑判決がなくなるような社会にならないのかという議論が見られないことです。
 もちろんこれは理想論です。
 しかし、死刑を廃止することありきだけで話が進むのは納得がいきません。
 また、死刑という刑罰があるということで、
 犯罪の抑止に繋がっていることは事実だと私は思います。
 死刑を廃止したいのであれば、率先して世の中を良くしようという姿勢があってもいいはずです。

 さらに、国連からの勧告や決議があったから、というのも筋違いです。
 国連の基準は、絶対的になんでも正しいものでしょうか。
 そして、その国の伝統や文化を超越した存在なのでしょうか。
 非常に疑問といわざるを得ません。
 「死刑」の概念は、その国の伝統や文化、社会に依存する面もありますし、
 なにより杓子定規で決めていいものではありません。


 このような理由で、私は現代の死刑廃止の議論を「おかしいぞ?」と思っています。


 全ての人にかかわる問題です。
 いずれはもっと大きな議論になると思います。

 固い話題ですが、こうした問題についてちょっと考えてみるのもいいかもしれません。

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