羽衣伝説の三保の松原(25富士山構成資産であるのですが・・・・・)
もうすぐ富士山の日(2/23)ですが、もても悲しい報道がありました。文化遺産登録でがんばってきた25富士山構成資産のひとつ、三保の松原が国際記念物遺跡会議(イコモス)から受けた「追加情報要請」で、構成資産から除外するよう求められたとの事です。自然遺産登録推進なら理解もできますが文化の面では到底外すことのできない資産ではないかと思います。登録では「顕著な普遍的価値」と「唯一無二」が大きなウェイトを占めていると習いましたが・・・・・・・・、今後の展開に期待をしたいと思います。「富士山を世界文化遺産に!」
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同庁は三保松原の除外について「是認できない」と回答する方針。除外要請の理由については「明確ではない」とした上で、「『芸術の源泉』『信仰の対象』としても重要な場所とあらためて説明する。もし富士山から少し離れていることが問題ならば一体的な管理が可能と主張する」と説明した。
登録資産名称に関しては、イコモス側から「富士山およびその関連巡礼遺産群」が変更案として例示された。同庁は名称変更については受け入れる意向。ただ、イコモスの案は「『信仰の対象』に偏り、適切ではない」として、別の名称を検討する考えを示した。
このほか、富士山と各構成資産の一体的な管理も求められた。同庁は要請を踏まえ、新たに「来訪者の管理戦略」や「情報提供戦略」を策定し、将来的には包括的保存管理計画を改定するとした。
同庁によると、過去にイコモスから追加情報要請を受けたのは、国内では石見銀山(島根県)と平泉(岩手県)の2例。その後、結果的には「登録延期」の勧告や決議が出たという。世界文化遺産室の小林万里子室長は富士山の登録への影響について「どう受け止めるか(判断)は難しい」と述べた。