こんな話題ですとガラスのお城に見えますね、世界のSONY本社
経済新聞でも経済雑誌でもビックリするような報道がありますが、ハンディモバイル機器には必ず高性能電池(バッテリー)が必要ですね。特にこの分野で世界をリードしてきたSONYがなんとその十八番(オハコ)分野である電池事業部を売却を検討中!?というとんでもないニュースが流れています。噂される売却先は毎度お馴染みの台湾の鴻海精密工業との事です。不採算事業の売却ならいざ知らず、その企業の生命線といわれる部門の売却、どう考えても私には分かりません。日本の家電メーカーはもう戦闘(先頭:リードする)意欲を無くしたのでしょうか?
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週刊ダイヤモンドでは~かなり詳しく解説されています、買いましょう!
ソニーが2012年3月期の決算で、過去最悪の5200億円(売上高6兆4000億円)の最終赤字となる見通しを発表した。「大変重く受け止めている。聖域なき改革でさまざまな施策を打つ」10日にソニー本社で開かれた緊急の記者会見。壇上の加藤優・最高財務責任者(CFO)の声が、会場にむなしく響き渡った。ソニーが同期の業績を下方修正するのは、なんと4回目だ。当初は売上高7兆5000億円、営業利益2000億円をうたったが、主力の液晶テレビで赤字拡大に歯止めがかからず、タイの洪水や円高も重なり、売上高と営業利益が大幅に縮小した。さらに今回、米国での業績回復が見込めないため、「繰延税金資産」の取り崩しなどにより、最終損失がさらに約3000億円膨らんだのだ。必然的に、社内では抱え切れない事業を譲渡・売却するなど、リストラが加速している。昨年11月には中小型液晶ディスプレイを作る「ソニーモバイルディスプレイ」を切り出し、新会社のジャパンディスプレイ傘下で東芝や日立製作所と統合。化学系子会社「ソニーケミカル」も、日本政策投資銀行に譲渡すると発表した。両社に所属する計約5000人の従業員を含め、国内外の社員ら計1万人にリストラの大ナタを振るっている。そして、次なる「切り出し」の候補としてささやかれているのが、電池事業だ「サムスンなど韓国メーカーの電池が、あまりにも安く手に入るようになってしまい、競争力が落ちた」と、あるソニー幹部は明かす。スマートフォンや車載用として注目を集めるリチウムイオン電池は、1991年にソニーがハンディカメラ向けに初めて事業化したもので、今も多くの特許や先端技術を抱えている。ところが高コスト体質に加えて、東日本大震災で一部生産施設が被災。10年度に約15%だった世界シェアも、直近では8%とほぼ半減(テクノ・システム・リサーチ調べ)しており、「韓国メーカーとの真っ向勝負はもう難しい」との見方が強い。そこで相手先として浮上しているのが、エコカーのラインナップを増やしている米自動車メーカーのフォード・モーターだ。「自動車用の電子機器や音響商品を納入しており、古くからのパイプがある」と、複数のソニー関係者は期待を寄せており、他の電池メーカー関係者も注目しているという。エレクトロニクス事業の弱体化により、内側から支えてきた「部品」や「材料」の事業を次々と切り離すソニー。新しいビジネスモデルの構築に、残された時間は少ない。